湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

「わーく」編集部を新設協働スペースの事務所に据える構想を

2009-07-10 13:16:03 | 引きこもり
じりじりと時間が迫った「わーく」の事務所開設の絵を描いている。当面は季刊の就労困難な青年の就労支援「わーく」誌の再刊と、湘南の彼らの仕事の小さな起業をつなぐ定点活動を生み出すことだ。

精神障がい分野の実践の中には、地域につながるプレ就労の拠点や、社会的挫折の青年の、復活を支える地域のセイフティネットの芽が、萌芽のように含まれる活動を生み出すヒントがある。若者たちの実力は、国内的には「浦河べてるの家」や「K2インターナショナル」の地域起業展開などで実証済みだが、その原形は「クラブハウス」や、「IPS」&「リカバリー」などのストレングスモデルにちりばめられている。

これらの展開は、人材開発と適材適所分配主義の従来の公的な就労支援の個体能力論の延長ではないし、医療モデル・療育論の「育成と配置」論からも出てこない「関係の中に生まれてくる情動の力」を組織することに主眼がある。終着点を鋳型のような企業就労に求めるのではなく、企業就労を含んだ開放系のネットワーク論に位置づけなおすような、光る一点(変容可能性)を生み出す必要がある。ここには不登校・引きこもり系の居場所論とも違う、場に社会参画的就労という性格を持った社会的企業の目的が明示されているからだ。

新規に始まる「わーく」の種まきは「買い物代行」「御用聞きシステム」という地域融合型の短期就労のモデルを採用したいと思う。障がい者の生涯を支える「生活圏の知り合いの輪」の副産物を生み出していく活動である。短期就労ゆえの不安定さは、この時代、非正規雇用者の切捨て、赤字部門閉鎖と正社員解雇という具合に安定を求める企業自身が不安定になっている時代、安定を求めること自体が困難になっている。ならば社会の余剰労働の中に生きてきた福祉的労働の転換のターゲットを、公共・地域の必要性をカバーする就労ネットワークを地元に作る方向に定めた起業活動が必要だ。

このハードルを越えていく試みをどう描くのか。従来のコミュニティカフェの交流拠点構想とのマッチングが、今回の協働スペース利用では問題になっている。ハンデを抱える青年の就労支援ということは、その事業所が何人対象者を抱えるかという受け皿型では足らない。今、関係者が抱えている方の配置の周辺に、社会的には軽度障がいや社会的挫折、契機を失った引きこもり青年たちが沈黙して包み込んでいる。その就労ニーズを能動的な構想でリンクし、障がい者就労の底上げ活性化へと仕掛けていく場を始めていく、そんな活動の出発を構想したい。

幸い別棟の事務所の一角を使えそうなので、小箱ショップ展開を始めようとしているスペースの横で始めて行く。私は父の介護の拘束の隙間を使う。全力疾走ではない変則的な始まりでも、この活動への賛同者が欲しい。

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職業リハビリテーション学会(神戸大会)と一部重なるスケジュールで、「リカバリー2009」が清瀬の日本社会事業大学で行われる。金欠ゆえ、両方参加とはいかないので、日帰り連日の8月21日~22日の「リカバリー2009」の方に参加することにした。

●「リカバリー全国フォーラム2009」

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「あすなろ会」の自助組織構想が危ういと見ているのか Big Issue 東京事務所から、再開の連絡が来ない。支払いの危機の保証は私が立てるという念書をいれてもいいのに、困ったものだと。石橋を叩いて壊してどうするのだろう。

できたら「なんでも夜市」の外側(参加申込期限は過ぎている)で販売出来ないか。間に合わないかなあと。

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SFCのSさんに連絡を取るが、昨日は会えなかった。高齢者地域医療関係の発想と結びついたが、話し合いの広がりはこれから。

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今日、父が帰ってくる。留守の間に遅い衣替えをしている。父は風が嫌い。しかしエアコンでは身体に悪いから、遠くから扇風機を回そうという話。ただ、父が扇風機をいじって、また問題が起きなければいいのだが。

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「わーく」の秋の自主企画、準備中。小さな懇談会が身の程。

市長に、前回ドットコムの立食パーティーの際、紹介した「商店街再生計画 大学とのコラボでよみがえれ! 」をプレゼントした。読んでくれればよし。学生さんの活力を地域にという話だが、実現は、当人が見て面白そうか否かかカギ。

夜間傾聴:□□君(仮名)
     多摩センター君(仮名)

(校正2回目済み)

コメント
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