湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

高齢の親御さんにポスターは有効か/市保健福祉計画に構想検討を!

2006-05-07 05:15:52 | 引きこもり
 小和田公民館にポスターを置いたあと、大井町の仕事を済ませて横浜そごうで買い物。茅ケ崎に戻り、残りの茅ケ崎巡回を進めた。南湖公民館と浜見平のカレッタカレッタ、中海岸のオールアライブしゃにポスターをお願いし、なんとも今日は一日コーヒーばかり飲んでいた。

 A4縮小版のポスターを、どこをどうしたのか持ち出し忘れて、オールアライブしゃでは、部屋の雰囲気を損ねぬようにと、大型ポスター(A3)のため、貼る位置にご苦労をかけてしまった。申し訳ない。

 しかし、こうしてようやく少しずつ、ポスターは人目につくようになっていったのだ。次回からは教委に配布をお願いするかもしれない。しかし公的施設の巡回は、やめないだろう。お願いするのは、施設職員の方と話し込む時間を作りたいからだ。徒歩でまわっている関係で時間がかかる。話を事務的に語ってまわることになりやすい。ポスターを配布してもらったら、チラシを持ってまわりたい。常時置く通信紙のようなものではなく、1回ぽっきりの企画チラシだ。問題は施設利用者の状況を知りたいのに、落ち着いて話せず、こちらから語ることで、つかみたい情報を自ら閉ざしてしまうことになるからだ。

 月曜日、圏域地域統括コンビニの支部を訪ねてみようと思っている。ここで了解が得られれば、コミセンや公民館よりはるかに当事者直接の接点が生み出し易いと考えている。難題だろうと予想するが、直接の接点が得られる価値は大きい。

 しかし、実際は親御さんがキャッチし、親御さん経由で当人に届くという道筋だ。以前新聞広告を考えたことがある。自分が塾を開設したとき、1万枚のチラシの効果が0人であったトラウマが残っている。何回か定期的に折り込みチラシを撒くことによって、だんだんレスポンスが上がってくることがわかった。それでも千枚に1人いれば上等で、その一人が芋づる式に口コミで塾生候補を呼び寄せてくれたのだった。個人塾はそんなものなのだ。(知名度のある企業塾の効率は高い。)

 そういうわけで、親御さんが目にするメディアはなにか、場面は何かということになると、古典的な回覧板や、バス内広告、個人商店店頭ポスターが注目度が高い。勿論広域TVの注目度は段違いだ。就労支援となると学校や幼稚園、保育園は場違いとなる。青年層の子を持つ親御さんの世代は案外相談機関や趣味のサークルからの情報が通り易い。しかし就労支援ガイドを趣味のサークルの場にもちだすのは、何とも野暮ではある。

 もうひとつの注意点は、何を書いても肝心なことは通じずに電話番号だけが伝わっていくことだ。家まで持ち帰れるチラシは別として、メモが期待できないから電話番号だけが残るのだ。ポスターのある場所に当事者を行かせて内容をつかむとして、当事者がポスターの前に立ち易い環境、親御さんがもう一度その場に行きやすい環境を選ぶことが必要になる。

 口コミ以外の情報は、極めて伝わりにくいのが現状だ。だから案外ポスター縮小版で、文字が読み取れるチラシがあれば、文字だらけのチラシよりいいかもしれない。いや、表がポスター縮小版、裏が解説というような形がいいのかなと思う。

 今回は市の広報誌に載せることを考えた。3ヶ月前とのことなので7月分からではあるが。FAX返送も考えている。

 精神科や心療内科の病院に置けという意見もあるが、就労が抑圧に転じる危険が高いので、遠慮させてもらった。その手ならカウンセラーへの情報提供をしっかりしておくことだろう。そこからの紹介の道もあるからだ。

-----

 Uさんから、「湘南版(流)ジョブカフェ」と「実務者ネット」を「『茅ケ崎市の地域保健福祉計画』の中に織り込むべきだろう」という話があると聞いた。利益誘導型の活動ではなく公益性の高い活動なので、たしかにそれは本筋だろうと思う。しかし一方で発想をもっと複数の関係者の中で練りたいという思いがある。私の思考パターンは、不登校・引きこもりと軽度発達障害の活動分野の支援者の視点の母斑が濃厚に残っているからだ。ケア・パートナーと言ったとき、障がい者の家族から見た場合の視点がもっと必要なのだ。その案を練っていく作業は、実務者ネットに課せられた仕事なのだろうと思っている。講演会をやりつつ、併行して議論を持ち上げていく必要を感じている。

今日は鶴嶺公民館を始めに萩園をまわる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする