日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

四半世紀続く

2016年09月10日 | 回想
10年前の写真) 

 「いつまで続かのう」、そんなことを言いながら始まった飲み会が25年、言い方を変えると四半世紀になる。メンバーは高校でのクラスメート、初めは近在の同級会が、関東や関西からも駆けつけてくれる時期もあり盛会だった。次第に個々の事情により市内在住者だけのメンバーになった。この間、病に勝てなかった数名を見送った。

 卒業後は自営業、会社員、一人社長と大方は各界各層で勤め上げた。親の店を継いでいる現役もいるが、先日、久しぶりに居酒屋で顔をあわせた。店のおかみは高校の後輩でそれなりの気配りをしてくれる。50代初めの出会いの頃に比べ大幅に減ったが酒量、あわせて食べ量も減っていることを見れば四半世紀を感じる。ただ大きな声での話し好きは変わらない。

 外見は全員元気なれども後期高齢者の集い、それなりに治療や健診を続けている者、大きな手術経験者、親の入退院や介護など病院と切れない関係もひとしきり話題。人の生き方、街のことなどに話しが移ると見方思い方の違いはこれまでの生活の総括で異なるとのが面白い。共通しているのはその内容に深さを感じる。

 老いについて愚痴や寂しさの会話は少ない。読書、菜園作り、社会奉仕、趣味などの話をまとめれば「どう良く老いるか」になり、後期高齢者1年目の元気な姿があった。申し合わせたわけではないが地域敬老会への案内を全員がおことわりしていた。無名の同期会だがまだまだ長続きしそう。全員で旅立った同期に黙とうしたが、黄泉の側で集い一献傾けてくれていると嬉しいのだが。
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量販店の販売策

2016年09月09日 | 生活・ニュース

 商品を大量に仕入れそれを割安な値段で販売する量販店、その規模は地域や街といった消費層を考えて作られている。食品スーパーマーケット、家庭電器製品専門店、ドラッグストアーなどが身近にある。どれも全国区であったり広域地域にチェーン店として店舗を構えている。昔ながらの小売店が町の通りから消えた今ではこうしたチェーン店がないと生活できない。

 こうした店舗では販促策として出張員による販売が行われる。と言って販促の人はどこからかの派遣だろうか、昨日はA社の食品、今日はB社の酒類と品は変われど人変わらずの光景は珍しくない。いつの間にか顔見知りにもなると、時には迂回することもある。食品関係では試食めぐりすれば昼食は抜けるかも、そんな日もあるが試食経験はわずかしかない。

 「お風呂の洗剤、防カビ効果が高い、今日はお安くなっています」、懸命な販促姿に感心するが「風呂にカビは無い」と断ると真実驚いた様子で「毎日、お風呂を掃除されるのですか」と聞き返された。悪いことはしていないから掃除が珍しいことなのかと思うっていると「本当に毎日ですか」と念押しする。販促員もいろいろな人がいる。

 量販店が郊外に出店のたび昔ながらの商店街は人通りが減るだけでなく閉店が相次ぐ。今、近くの70年以上続いた靴店が閉店し店舗がシートで覆われた。解体が始まるのだろう。量販店に技術では勝っても売り方は勝てない、靴店主が閉店大売出しの掲示の前で話してくれた。今日か明日には決まるカープ優勝、購買意欲を駆り立てる量販店の策が報道されている。
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障子張り替え

2016年09月08日 | 生活・ニュース


 子どものころは3世代同居。部屋の仕切りは襖か障子、障子の張り替えは祖母の担当だった。桟に残ったはがし残りの紙は洗いおとす。自家製の糊を刷毛でパタパタとつける。障子紙は2段分の大きさ、障子1枚に数枚を貼る。仕上がるとまじないに南天の葉を1枚張り付けていた。その意味は記憶していないが、いま思えば飾り気のない障子のアクセサリーにも思える。

 そんなことを思い出しながら張り替えをした、といっても家は3代目で障子は4枚。張り替えるといっても、白色の障子紙が少し色変わりしてきたからで、破れがあるわけではない。以前、張り替えたと話したら障子紙の品質はと問われ困ったことがある。市販の障子紙だが包装紙の説明から調べてみると品質は下位に近い物だった。今回も同じだが部屋は明るくなり満足している。

 障子張りには市販の専用糊をつかっている。容器の口が桟に糊をつけやすい構造になっているが、なんといっても張り替えの時に剥がしやすいのが気にいている。桟を湿すだけで古い障子紙は簡単にそして綺麗に剥がれる。これは手間が省け助かる。

 障子の張り替えは「この頃」と最適な時期があるのだろうか。我が家は祖母のころから夏が終わってからの家事のように思う。台風一過、気持ちよく晴れて爽やかな風が部屋に入る。半日の作業、遺影の祖母はどんな思いで見下ろしていただろう。
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熱い秋

2016年09月07日 | 自然 季節

 異常気象は地球温暖化のためという説は世界公認になっているように思うが、対策は論じられ世界的約束も結ばれつつあるが目に見えるというか、肌で感じるまで進んでいない。孫やその子どもの時代には解消していることを信じたい。台風13号の進路を見ながら一連の台風禍を思う。

 9号から連番で4つ上陸した台風、13号も本州への大接近が予想され警戒と注意を促している気象予報士。予報だけでなく災害発生の前兆やそれらへの備え、避難上の注意など懸命に伝えている。あるお天気キャスターのコラムを読んでいる。画面で声を出して伝えるからには裏付けとなる知識や最新の情報収集、観測技術の方法など常に学習をしている姿を感じ、解説への信頼感が増している。

 そんな予報を発する一人が「13号が通り過ぎ少しすると爽やかになるでしょう」と白露の日にふさわしい短いひと言。それを聞いて出かける。湿度は高く風のない外気は、気温の高さも相まって、カラカラの暑さとは違った生ぬるい汗をかく。それでも道沿いの小さな公園には秋を先取りしたように落ち葉が広がっている。爽やかになるでしょうを思い出しながら汗をぬぐう。

 ピンク系の彼岸花が咲き始めた。ピンク系は赤いそれに先駆けて咲くそうだから秋はたしかに近づいている。秋が近づき涼しくなるどころか、益々熱くなっているのは広島カープフアン。我が町の酒造会社には、カープ優勝祝いの4斗樽の注文が相次ぎ、樽を新調したという。プロ野球の終わりが近づく、季節は間違いなく熱い秋になっていく。
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関心とは

2016年09月06日 | 生活・ニュース


 コンクリート打ちの車庫の床。一頭(羽)の蝶が前進後進を繰り返している。何かと見ると、数センチ離れたところに落ちている枯れ葉に関心を示しているようだ。それは特別に変わった葉っぱとは私には見えないが、蝶には何かが見えるのだろう。観察すると葉が揺れると前進、止まると後進する。しばらく戯れていたが何も無かったように飛び去った。いったい何に見とれていたのだろう。

 最近、ある歌のメンバーが解散すると大騒ぎになっている。定時のニュースでもその解散を丁寧に報道された。ワイドショーは大変な時間を割いているもよう。しかし、メンバーにも歌にも関心が薄い私には、なぜ大事件のごとく伝えられるのか理解できず口には出さないが、関心がないということはこんなものかと思いながら過ごす。

 ある選管の分析で、選挙年齢引き下げとなった参院選に関し調べたところ、年代別投票率で19歳が最低だった、と報道された。その原因は「選挙に関心が薄い」とある。関心が薄い原因までは報道されていないが、19歳は社会人か大学在学の年齢になる。選挙権にまつわる関心の薄さを私の歌への無関心と同一に論じてはいけないが、若い人も関心を示す政治にならなければ、老婆心ながら申し上げたい。

 先の蝶、いったい何に関心を持ったのだろう。動きに攻撃を感じさせる様子もなく穏やかな前後進、単なる戯れだったのだろうか。関心を持ち面白いこが起きるかと写真まで撮ったて待ったのに、関心とはそんなものかもしれないと教えられた。辞書には「興味を持って注意を払うこと」と載っている。これを書けたことに感謝しよう。
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買い控え中

2016年09月05日 | 地域
 

 「買い物を控え目にしよるんよ」「私も同じ、いつ広島へ行くかね」、これはスーパーでレジを終え買ったものをバックに詰めながらの主婦の会話。広島東洋カープのリーグ優勝を確実視し、優勝セールにはせ参じる算段が傍にいても通じる。スーパーもマジックカウントダンセール中だが、主婦の狙いは高価品だろう。

 カープが優勝すると、預入時の店頭表示利率に0.2%(税引前)の利率を上乗せする1年物スーパー定期預金「カープV預金」が、20年以上前から地元の銀行の商品にある。広島の優勝を願っての商品、誕生以来優勝はなく金利上乗せは見送られていた。今年は好調カープで預金総額は2千億円弱という。優勝すれば銀行は0.2%分の上乗せ約4億円を支払うことになる。他行にも類似の商品があり優勝と利息の双方を手にして喜ぶ人も多かろう。

 「選手に優勝経験がないから」と、好調を喜びながら重圧に負けるなという思いが心配に変わり口に出るらしい。高校野球の甲子園、何十年ぶりの出場というチームも「選手に出場経験はない」けど、立派に戦っている。ましてやカープはプロ、「お客さんの喜びを得るために戦っている」という選手を信頼しよう。

 今週は明日から対中日3連戦、1日置いて対巨人2連戦の予定。巨人は前半は阪神3連戦、ヤクルト戦が入って広島と連戦。今週中に優勝は決まり胴上げとなる。今朝の朝刊、昨夜のカープ勝利直後のベンチ前、地元かと思わせる真赤なスタンドの神宮球場、写真を撮る方もプロ、お借りした。
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成功する方法

2016年09月04日 | 社会 政治

 広島東洋カープ、マジックも一桁になり、セリーグ優勝は間違いないと思う。リーグ優勝しても日本一になるには、まずクライマックスシリーズを超えないといけない。次いでパのCSを制したチームと戦う。今の、リードされてもとり返す粘りを日本シリーズまで持続してほしい。3日の負け、地元紙は「ひと休み」という。

 そんな熱戦に記者も燃え上がっているのか笑える誤記を発見した。記事で打率は3割3分3厘や0.333のように書かれる。ある選手の打率を「3割り3分3厘(実打率は少し低い)」と記事にした。これがどう間違ったのか校正をするりと抜けて載ってしまったらしい。まあ、選手を褒める記事だから愛嬌と済まされる。

 快調なカープで通訳として在籍して13年目の松長洋文氏が「日本で成功する選手」の共通点を語られている。ポイントは「日本に興味を持つ、日本食が食べれる、自分の力で切り拓こうとする」の3点という。「どうしたら新幹線のチケットは買える?、レストランではどう注文する」と自ら聞いてくるような小さな積み重ねが日本での生活をスムースにし成績に連なる。

 日本では「郷に入っては郷に従う」欧米では「ローマではローマ人がするように」と教えられる。郷は「国、場所、集団」などにも当てはまる。通訳として外国人選手がヒーローインタビューを受ける瞬間を最も幸せだという。通訳として選手と一緒に苦しみを乗り越える姿が浮かぶ。野球だけでなく就活中の人にも共通する。
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50年

2016年09月03日 | 回想

 今日は父の命日、満50年になる。その時のことを、毎日新聞「はがき随筆」に「虫の知らせ」として投稿、掲載された。

 夕食になってすぐ「明日病院へ行く」と母に言った。食事中、何かにせかされている気がした。 食べ終えて「今から行ってくる」と病院へ。父は急な訪問に驚いたが、笑顔だった。
 消灯近くになった。帰り支度を始めた時、「お母さんを頼む」と言った言葉が最後になった。くも膜下出血の再発。当直は主治医だったが、2時間後に父は両親のもとへ逝った。
 なぜ夕食後、急に病院へ急いだのかわからないが、これを虫の知らせというのだろう。そのため父の最期の言葉を聞き、臨終に立会えた。40年前のことだが、父の享年を10歳超えた今も思い出す。(2006.12.20掲載)

 その日は3交替の1番方勤務で15時に職場を離れた。臥せている母は入院の父を見舞うことが叶わず、代わりに子ども5人が交替で病院へ出向いた。主治医の退院はまじかという説明に安堵していた矢先のことだった。50代半ば現役の公務員として急逝した。

 50回忌は縁あるものが集い昨年済ませた。次の回忌は次代に委ねることになる。姉妹が仏壇に手を合わせに来宅。あの日のあれこれが話になる。半世紀、思い出せばいろいろあるが、若くして授かった試練だったと思う。一家、穏やかな日々を過ごしていることに感謝している。
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身を守るため

2016年09月02日 | 社会 政治

 台風10号は観測史上で初という進路で東北地方へ上陸した。被害の詳細はこれから明らかにされるだろうが多くの尊い人命を奪ったことは明らかになっている。その一つ、認知症グループホーム施設は「避難準備情報」の意味を理解せず入所者を避難させなかったとマスコミは厳しい指摘をしている。

 災害発生が懸念されると自治体から「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」の出ることは承知している。その度合いも次第に強い意味を増すことも知っている。ただ今回の報道で「避難準備情報」は「避難に備えて準備を行うための情報」と思い込んでいたが、これは我流の解釈であることを知った。避難準備情報は1として避難への準備とともに、2として要配慮者「高齢者、障害者、乳幼児その他の災害時特に配慮を要する者」を避難させるという2つの内容があることを知った。要配慮者の年に近づいている、その時迷惑をかけない心積もりの一つを知った。

 こうした情報・勧告・指示が出たことを知るのはTVかラジオである。これまで何十回と聞いてきたが、準備情報の出たことは知らされたが、それに加えて避難に要配慮する人らの避難開始をうながす報道は聞いた記憶がないが、聞き洩らしだろうか。情報を出す側と受ける側の理解の齟齬、くいちがいが生んだ悲惨な被害になった。

 ついでに、呼称がよく似ていて聞き間違いしそうな「避難場所と避難所」の違いを調べてみた。避難場所は「災害の危険を回避するため一時的に避難する場所」で避難所は「災害で避難生活を余儀なくされ一定期間の避難生活を行う施設」、我が家は中央公民館になる。これらを利用することのない様に願いたいが、災難はいつ来るかわからない。台風12号は勢力を増しながら接近中、注意を怠るまい。
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防災の日

2016年09月01日 | 社会 政治
 
 突然の気温変化によりクーラーとお別れ、セミの声もまばらになり秋の気配が張り出した。このまま秋本番へと進むんだろうか、いや進んでほしい。今日から2学期、昨日までのラジオ体操会場へ向かう児童らの自由な服装姿が、今朝は奨励服姿に変わり並んで登校していく。大事そうに大きな包みを抱えているのは夏休みの作品だろう。今朝も明るい声に元気をもらう。

 この子らが成長していく中で良いことばかりではなく様々な望みもしない障害に出会うだろう。そんな一つに災害がある。今日は防災の日、各地で自然災害を想定した訓練が行われる。台風と地震はその顕著な例かもしれないが最近がその被害が大きい。このところの発生を思うと「異常や想定外」という例外扱いはできなくなった。検証に基づいた改善策が求められる。

 映像で見る土砂に埋もれた家屋、それに比べれば小さな被害だが1951(昭和26)年のルース台風で我が家は別棟の風呂が流された。その時の土石流が、床下にそのままになっていた戦時中の防空壕に溜まった。子どもなりにバケツで汲みだす手伝いをしたことを思い出す。臥竜橋は流失し通学は不可、渡し船が通るまで地域の寺の本堂で学んだ。

 地震発生時における児童らの訓練の様子を報道で見る。教えられた通り一斉に真剣な顔をして行動をとる様子に安心しながら、どのような地震にも耐えられる校舎は無いものかと思いもする。在職中、抜き打ちの非常訓練の経験がある。勤務中のプラントが発災箇所とされた。反省の席で職場の全員がいい経験になったと総括したことを思い出す。そこには計画的に行われる訓練の積み重ねが活かされていた。映像で見る、紙に書かれた内容にそっただけの訓練には一考を要す。
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