日々のことを徒然に

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身を守るため

2016年09月02日 | 社会 政治

 台風10号は観測史上で初という進路で東北地方へ上陸した。被害の詳細はこれから明らかにされるだろうが多くの尊い人命を奪ったことは明らかになっている。その一つ、認知症グループホーム施設は「避難準備情報」の意味を理解せず入所者を避難させなかったとマスコミは厳しい指摘をしている。

 災害発生が懸念されると自治体から「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」の出ることは承知している。その度合いも次第に強い意味を増すことも知っている。ただ今回の報道で「避難準備情報」は「避難に備えて準備を行うための情報」と思い込んでいたが、これは我流の解釈であることを知った。避難準備情報は1として避難への準備とともに、2として要配慮者「高齢者、障害者、乳幼児その他の災害時特に配慮を要する者」を避難させるという2つの内容があることを知った。要配慮者の年に近づいている、その時迷惑をかけない心積もりの一つを知った。

 こうした情報・勧告・指示が出たことを知るのはTVかラジオである。これまで何十回と聞いてきたが、準備情報の出たことは知らされたが、それに加えて避難に要配慮する人らの避難開始をうながす報道は聞いた記憶がないが、聞き洩らしだろうか。情報を出す側と受ける側の理解の齟齬、くいちがいが生んだ悲惨な被害になった。

 ついでに、呼称がよく似ていて聞き間違いしそうな「避難場所と避難所」の違いを調べてみた。避難場所は「災害の危険を回避するため一時的に避難する場所」で避難所は「災害で避難生活を余儀なくされ一定期間の避難生活を行う施設」、我が家は中央公民館になる。これらを利用することのない様に願いたいが、災難はいつ来るかわからない。台風12号は勢力を増しながら接近中、注意を怠るまい。
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