日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ニュース速報の陰で

2016年09月11日 | 地域

 地元紙の1面トップは「カープ優勝」の真赤な色の5文字が横見出しで並ぶ。セリーグ7度目の優勝ではあるが、1991年山本浩二監督いらい「25年ぶり」となると、地元の喜びと熱気は並たいていなものではない。その一つ、優勝セールの盛況映像に見られる。昨夜はNHKが放送、優勝決定と同時に「ニュース速報」で広島の25年ぶり優勝を流した。

 優勝に至ったのは「監督・選手・フアン」の一体感だろう。さらに個々の持ち場でその役割に徹した選手と球団関係者の力が繋がった、そんな一つのエピソード。丸や新井など選手のバットの振りは鋭く、先行されても安心して戦況を見続けられた。それを支えた打撃投手は炎天下でフリー打撃に100球前後投げた。石井ら打撃3コーチは練習後「ありがとうございました」という言葉を欠かさなかったという。打力アップへ、その一言でまた頑張れたという。

 同じユニホームを着ながらヒーローとしてお立ち台に上がることも、試合中グランドに姿を見せることもなくチームの進撃を黙々と支えた裏方さんの声も聞きたい。技量と知恵を自負するトレーナーがチームのため意思統一をしたことが、選手の離脱による戦力低下を最小限にとどめたという。

 プロに求められるのは「心技体」、野球では「走攻守」が加わる。昨日の試合も「走」を怠っていれば戦況は変わったかもしれないと素人評。ドーム球場が広島での試合かと思わせるほど赤く彩られていた。プロ精神に徹した試合運びがフアンを呼び込む。CS戦、日本シリーズと最強への途はこれから、チーム一丸となった邁進を期待する。
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