日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雨の打つ音

2016年06月10日 | 自然 季節

 梅雨入りから明日で1週間、今日は暦のうえで入梅だが梅雨明けを思わせる暑い一日だった。昨日からの雨で鉢植えのアジサイが雨に打たれてうなだれていたが、昼ころには頭を持ち上げた。市内北部では相当な雨量で、錦川は濁り増水、そのせいかアユ釣りの人を見かけなかった。

 梅雨前線との1カ月半に及ぶ付き合いが始まった。しとしと降る雨という梅雨のイメージは薄れ、降るたびに梅雨末期の送り梅雨という強い雨が多い。そのため災害が起きやすく、住宅地だけでなく田畑も大きな被害をこうむる。洗濯物は乾かず憂鬱になりがちになるが、生活には絶対欠かせない恵みの雨である。豪雪地帯では冬季の雪不足から夏前なのにダム貯水量が少なく止水制限も検討中という。長い列島、すべてうまくはいかないようだ。

 そんな梅雨ですが、雨のクイズで鬱陶しさをちょっとの間忘れてくださいと4択クイズが載っていた。問いは「雨粒はどんな形をしているでしょうか? ①タマゴ、②あんぱん、③しいたけ、④細長いパスタ、から選んでください」。絵に描かれた雨は有名画伯の作品でも線状になっているが、手に受けてみるとパスタ状ではない。雨の粒とかなみだ雨というから丸いたまご状だろうか、寸時の間頭をひねる。

 正解は②あんぱん、でこんな説明がしてある。雨粒はもともと小さな球形、これが次第に大きくなり重くなって地上に落ちる。その時、空気抵抗を受け底がつぶれて、見た目は扁平形には見えないが、あんぱん形になっている。あんぱんが降ってくるわけではないが、鬱陶しい雨もあんぱん状で降ってくると思えば傘を打つ音も楽しくなろう。アジサイはそれを知っていただろうか。
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新有権者への期待

2016年06月09日 | 社会 政治


 公職にあるべき人の資質がまたまた問われている。ザル法と言われる法でに救われ、普通の日本人としての社会常識ならアウトになるだろう事案がこともなく救われる。そんなは法ではないと思う。「世間では不適切なら不合格」、「政治家の不起訴の意味が解らない」、こんな川柳が新聞紙面に載るようでは情けない政界ということになる。

 参院選挙の投票がひと月後に迫った。今回から選挙権年齢が18歳以上に変更される。高校3年在学中の生徒の一部も投票所へ足を運ぶ。その同期ですでに働いている人も同じだ。高い高校進学率の現状で同生徒の政治活動への関心の高まりが報道される。18歳で就職し、ユニオンショップ制度の下で自身を取り巻く環境を理解する中で20歳での選挙権を得た昔が懐かしい。

 投票前になって新有権者が、元大臣や現知事の報道される言語不一致事案にどんな感想を持つのだろう。ある新聞社の18と19歳の新有権者対象のアンケートで、参院選の投票に行くは34.0%、行かないは15.4%となっている。現在の20歳代の投票率を上回ってはいるが、若い層の意見を国政に反映する機会として、投票所へ進んで足を運んでほしい。
 
 自慢でなく当然のことだが、選挙権を得て今日まで、衆参選挙はもちろん、地方選でも棄権をしたことは1度もない。調べてみると衆院選は1960(昭和35)年11月、参院選は1962(昭和37)年7月が国政選挙初めての投票になる。来月の参院選を含め衆参それぞれ19回投票。孫の代に負担の残らない国政を担う人を選びたい。
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薬ではないが

2016年06月08日 | 生活・ニュース

 時間にすれ昼食時間を挟んで数時間、立ちっぱなしで作業する。メンバーは後期高齢者ばかりだが黙々と手は動かす。終了したときに「立ちっぱなしは疲れる」と誰かの声、すなおに同感した。偶然だけどポケットに飴が入っていた。疲れたときは甘い物というからこれを口に入れる。甘さが脳を刺激するのか疲れ感覚が薄くなった、ように感じる。

 疲れたらドリンク剤がよく効くというCMの効き目には目を見張る。ドリンクだけでなくても頭痛には、目には、花粉症には、心臓には、高血圧には、足腰には・・・と飲んだり塗ったり貼ったりする薬ではないが薬と錯覚しそうなCMが多い。大サービスの内容が終わると、ただ今からオペレーターを増員して受け付けます、そんなTV映像が毎日流れる。

 病院で「サプリメントの素晴らしい効果を見せられると処方箋で購入できないかと思う」そんな話をしたら「あれは薬ではなく食品で栄養を補給するものです」と実にわかりやすい説明を受け、それからは関心が薄れた。それにしてもオペレーターを増員し、通常価格の何分の一かに値下げして売る。どこに利益を潜ませているのか、薬ではないから薬九層倍はないだろうと思う。

 CM効果を見ながら、あれもこれもと使用すれば若さがみなぎり体力が若返るのか、どのくらい支払えば済むか指を折って見たが、年金生活にはそんな余裕は発生しないことが分かり途中で止める。その年金、今年度は物価・賃金による年額の改定はなし。しかし、厚年の端数処理変更で年額43円減となった。受給者全体では相当な金額に達するだろう。どこかの首長のようにせこい方法に似ている。
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忘れ防止

2016年06月07日 | 生活・ニュース


 雨はあがったが上空は雨雲が覆っているので傘を持って出かけた。向かった先の入り口の傘置には何本も傘たちが一休みして主を待っている。その傘置の上に真新しい「傘を置き忘れないようにお持ち帰りください」という注意書きが貼ってある。梅雨入りしたので注意を促す施設職員の心遣いだろう。降っていれば忘れることはないのだが、止んでいると忘れそうになる。

 雨の中を登校する児童らの傘は裏通りに咲いた花のように生き生きしている。そんな朝の様子だったが、下校する児童の中に傘を持っていない何人かがいる。話しかけると「ア、忘れた」とおどけて仲間を笑わせる。最近は傘などは完全な耗品感覚で扱われ取り扱いも雑になり、置き忘れなど気にしなくなったようだ。そろそろ忘れたを忘れそうになる領域に近づいている。

 出かけるときの確認漏れとして、玄関の扉にチェックリストを備えた知人がいた。その内容はガスレンジの火は消したか、冷暖房機器、TVなどのスイッチは切ったか、電気は消したか、鍵は持ったかなど幾つか確認することをリストにしている。扉を開けるとき必ず立ち止まるので見落としはないという。物忘れを気にするとき、ふと昔の話を思い出し、いまは携帯電話も追加して続けているだろうか。

 忘れ防止策のひとつにメモを残せとういう。メモ帳はいつも持ち歩てるが、最近、これに頼るのは本当にいいのか思うようになった。メモしたからその内容に疎くなる、そう、メモを頼りにしすぎて記憶として脳内に残らないような気がする。思い始めて間がないのだが、サプリメントにはまだ頼りたくない。
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手抜きと手軽さ

2016年06月06日 | 生活・ニュース


 4日の梅雨入りからの雨、今朝から一休みしている。関東から西は予想より少し早めの梅雨入り、これからひと月半、気の重い日が続く。梅雨が終わるころ学校は夏休みに入るが今年はどういうお天気だろう。東の方では今のままでは夏の水枯れが心配されているとか。この梅雨の雨量に期待がかかるというけれど、集中豪雨だけは遠慮願いたい。

 狭い庭でも雑草だけは遠慮願いたいので、なにがしかの夏に咲く花を植える。20年くらい前に比べればその作業も相当に軽くなった。軽くしたというのが正直な説明になる。狭くても広さは変わらないので花の種類を少なくするというさぼりににた作戦が一つある。植えた後で手のかからない種類を選ぶのもまた策の一つになる。
 
 梅雨の中休み、土はしっかり水分を含んでおり植え付けた苗が枯れる心配はない。今年はなんだかんだと雑用が多くて手が回らず、プランター菜園、ピーマンをやっと植えつけたが、長く楽しんだミニトマトにキュウリは休園となった。何年か続いた楽しみだったが仕方ない。
 
 手抜きは手数を省くこと、手抜き工事や手抜き検査は後々大きな災いをもたらす。やらなければならない事はやらなければならないので手抜きは決してあってはならない。M自動車や首都首長のような振る舞いは許されない。手軽さ、手抜きの結果として手数がかからず、見た目は簡易安価な結論に至るが、それより先は闇夜となる。庭作業なら人様に迷惑は掛からないが、植えた花はどんな咲き方をしてくれるのだろうか。
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節季の入試問題

2016年06月05日 | 生活・ニュース

 1年を「春・夏・秋・冬」と四つの季節に分け、それぞれを半月ごとの六つに分け季節の変化を表す二十四節季、さらに気象の変化や動植物の変化を知らせる七十二候があり、それぞれに簡明な表記が設けられている。気象衛星など夢にもなかったころの人の知恵が編み出した素晴らしい文化遺産、カレンダーに記された節季などの文字を見るたびに思う。
 
 ある中学校の入学試験問題。「二十四節季は現在でも季節の節目を示す言葉として用いられる。表に二十四節季を示している。空欄の節季を例示より選べ」という主旨の問題がある。空欄は3つ、その正解の一つに「芒種」がある。その芒種(ぼうしゅ)は小満と夏至の間にあたる。今年の芒種は今日、6月5日という。節季が出題されることに驚いたが、日本の生活には根付いている証だろう。

 芒種の時期は旧暦の5月、梅雨入り前で昔なら田植えの始まるころを指す。芒種とは、稲や麦など芒(のぎ)のある穀物で稲の植えつけを始める季節を意味し、蛍が現れはじめ、梅の実が黄ばみ始めるころ。解説の通り、今は穀物の種を蒔き苗を植えるちょうどよいころ。昨日、暦の入梅より少しはやく梅雨入りと発表されたが今を表す言葉だ。

 手元に20年ほど前に購入した小さな俳句歳時記がある。目次を見ると四季それぞれが3区分されていて、春は早春・闌春・晩春、夏は初夏・盛夏・晩夏、秋は初秋・仲秋・晩秋、冬は初冬・仲冬・厳冬とある。その時期をひと言でくくる語としてなるほどと思う。こうしてみると季節を表現する素晴らしい日本語がある。大切に伝え残したいものだ。
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虫食まれないため

2016年06月04日 | 生活・ニュース
 
 正午のNHK山口放送局「今日、山口県を含む北九州地方は梅雨入りしたもよう」、同じ中国地方にある広島放送局「今日、山口県を含む中国地方は梅雨入りしたもよう」と、山口県が梅雨入りしたという事実は一つだが、同じNHKの地方局では2通りの放送の仕方となる。本州の西の端に位置しているが「山口県は中国地方です」と言いたいが、どうしようもないのが気象の世界で本県は北九州北部とされている。

 今日の語呂合わせ、「カブトムシなどの虫の日、蒸しパンの日、蒸し料理の日」難しいところでは土地改良制度記念日などいくつもある。子どものころは「虫歯予防デー」、ポスターを描いたり標語を作ったりした記憶がある。最近は虫歯予防デーでなく「歯と口の健康週間初日」で10日までと今朝の新聞で知った。毎日のセルフケアが必要とある。この歳で虫歯予防と慌てても間に合わないか。

 先日、購読紙の健やかライフという欄に私の一文が掲載された。その中で、健康策の一つとして三度の食事をおいしく食べる、そのために歯の保全検診を続けていると書いた。メールで「いいこと」という他に「そこまで」と当然のこと2通りある。歯に痛みを感じ食べ辛いことがきっかけで通院を始めた。「かかりつけ医や家庭医」といえばどちらかといえば内科系、歯科でも同じことで「かかりつけ歯科医」も必要と思い始めている。

 梅雨、鬱陶しくなり草花につく虫を無視できなくなる。今年はプランターの大葉が今のところいつになくよく育っている。以前、「虫さん、少し主人に残しておいて」と大葉を食べる虫への願いを書いたエッセイを読んだ。大葉なら何とかなるが、歯を虫食まれては健康に響く。口内健康は健康増進と合わせ爽やかな気分にもなれる。隙間が広がったのか歯間ブラシが通りやくなり心配。
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会社の名前

2016年06月03日 | 回想


 勤務した会社の名前とは不思議だ。第三者の褒め言葉は嬉しく謙遜して返事をする。その反対だと弁解したり口に出さずむっとするので自分には見えないが顔つきは変わる。社名をいつの間にか分身のように感じるのは、良き時代、いろいろあったが定年まで無事に勤めら終えた者の幸せ感かもしれない。労働環境の厳しさや就業形態の多様化などで時代の変化もありこうした概念は薄れているように思う。

 新しく立ち上がる企業ではアルファベットやカタカナ名の会社が増え、名前だけでは企業の中身が分かりづらいと感じている。若い人らに抵抗感はないのだろうが、分かりづらいのは歳のせいにしていて馴染むまでに時間がかかる。グローバルと言われる時代では仕方ないのかもしれない。

 隣町の、ある公共施設の緞帳、それを寄贈したであろう企業名が刺繍されている。企業からの税収で日本一裕福な自治体と呼ばれたころを思い出した。刺繍された3社は興亜石油(興亜石油(株)麻里府製油所)、日本紙業(日本紙業(株)芸防工場)、三井石化(三井石油化学工業(株)岩国大竹工場)で何れも小瀬川沿いに立地していた。興亜と三井は合併で社名変更したが工場は稼働している、日紙は撤退と、何れも変遷を物語る。

 大学生の就活がいよいよ本番になった。1日に数社いやそれ以上に面接を受けるという。休日も面接を受け付ける企業もあるそうで、梅雨の鬱陶しさなど口にしてはおれない。入社すれば会社の名前を背負って立つことになる。こんなのは古臭いと思うかもしれないが、責任と自覚は背負った名前が教えてくれる。まずは頑張って働くこと、就活の成功を願っている。
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描いていた構図

2016年06月02日 | 生活・ニュース


 オバマ大統領が広島平和記念公園原爆慰霊碑への献花から1週間、関係する報道量は激減した。最大限の評価で報じられたがわずか1週間で聞かれなくなるとは世の急転を改めて思う。大統領機エアフォースワンが米軍岩国基地経由で広島へ。あの日、夕方からのTV中継、記念公園を大統領車が立ち去るまで見ていた。大統領のスピーチが聞きたくてそうなったが、これほど長時間画面を見ていたのはいつ以来だろう。

 もう一つ中継に期待したことがあった。叶うならどうしても撮っておきたい構図を決めていた。それは大統領、慰霊碑、平和の灯、そして遠景に原爆記念ドーム、これが1画面におさまたっときシャターを押すことだった。あれほど期待された広島訪問、この4点が1枚となれば、文字はなくても説明ができると決めていた。

 中継全体は大統領のアップがほとんどを占める。報道としては当然のカメラワークだと思う。事前の報道では大統領のスピーチは数分間とあったので無理かなと思いながらも期待しながら画面を見ていた。ほんの短い時間だが思い描いていた構図の画面が映像になった。急いでシャターを押す。画面右上の文字をカットしたので慰霊碑が少し狭くなったがまずまずの1枚になった。

 広島での大統領としてのスピーチ、これは事前に準備されたものだが全文記載の紙面を切り抜いている。任期満了のあかつきに再訪され、今度は私人オバマとしての言葉を期待したい。歓迎とそうで無い人もいるなかでの今回の広島訪問だったが、核兵器のない世界実現、7年前のプラハ演説実現への働きを期待する人は多い。後背の灯は見ている。 

 

 
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ほどほどの降雨で

2016年06月01日 | 生活・ニュース


 徘徊ではなく足腰を長持ちさせるために歩く。このところの雨のせいもあってか雑草が勢いを増してきた。夏こそわが季節と言わんばかりに背丈を伸ばしている。ちょっと待って私らが先と梅雨入りを前にアジサイも自己主張している。そんななか、雨の中でも潔い白のドクダミの花が咲いている。雨によく似合う。

 6月になると「梅雨入りはいつだろう」が挨拶代わりになる。降ればうっとうしくいやな気になる。どんなにいやでも雨には降ってもらわなければ、すべての生物が生きていけなくなる。ただ最近の降り方は異常で、発生する災害の被害は尋常ではない。人が感じる雨の強さはザーザーと降る「やや強い雨」から、息苦しくなるような圧迫感があり恐怖を感じる「猛烈な雨」まである。猛烈になると「記録的短時間情報」が発せられる。これに伴う災害規模の見直しが最近行われた。

 「やや強い雨」の「やや」が外れた「強い雨」、人の受ける感じは「どしゃ降り」で傘をさしていても濡れ、地面一面に水たまりができる。車に乗っているとワイパーを早くしても見づらく、側溝や下水、小さな川があふれ、小規模のがけ崩れが始まる。そんな雨の中のせつない思い出を歌ったのは春日八郎の「あん時きゃどしゃ降り」、今の若者には想像できないだろう。

 「梅雨入り」とはっきり言わず「梅雨入りしたとみられる」が気象庁の発表で少々あいまいな表現に感じる。夏になって「梅雨入りは何日でした」と修正があるから観測が難しいのだろう。気象庁は梅雨入りしたもようと発表するが、春夏秋冬の入りも明けも発表はない。梅雨入りだけの発表、これは瑞穂の国、水の大切さからの由来だろうか。今日は気象の日、北では雪、南は熱帯夜の予報、さてどうなるだろう。
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