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波形の年表

2016年06月27日 | 生活・ニュース


 年表とは出来事を年代順に記した表、学校の授業では歴史年表が思い浮かぶ。年表の形式には縦横あるが年号、月日、出来事は最低限の項目、時代の特徴やその時の権力者、国内外の情勢など、目的とする年表の関連事項が簡潔な文章で箇条書きに羅列されている。歴史上のそれになると年号は和洋併記されていると助かる。そんな年表は市松模様のような型にはまったものと思い込んでいた。

 「四境の役から150年~芸州口の戦いを中心に~」にという講演に出向いた。 四境の役は幕府軍(第2次仲秋征伐軍)と長州軍が戦った1866(慶応2)年の戦。会場は、このとき長州藩諸隊の一つ遊撃隊の本陣が置かれた籌勝院のある小瀬地区、本堂横には遊撃隊士の墓がある。開講前に、配布された戦いの関連年表を見ているとき、講師が白板にN字様の線を描き、線に沿って覚えのある項目が書き加えられた。

 項目はペルー来航、攘夷、8月18日、禁門の変、第一次(長州征伐)、功山寺決起、四境の役、王政復古。目で追いながら四境の役までのことだとは分かった。講演が始まると波形の曲線は、戦に至る前の毛利家の盛衰を山谷で示すと説明を受けた。そのうえで各項目の説明を聞くと、それぞれの意味を掘り下げて知ることができた。功山寺決起時の高杉晋作の焦りもよく分かる。

 自分史作りがブームという。これに欠かせないのが「自分年表」とその経験者は話す。作成した年表に、人生の、例えば充実感の様な内容を波形で付記してみると、単純・簡潔な文字だけの年表では表せない「自分の喜怒哀楽とその生きた時代」が見えるのではないだろうか。すると書く視点がより深くなる、そんな空想をしている。自分史を書きたいとは思っているが自分年表作りも面白そうだ。思うだけ,
考えるだけなら誰でもできる、そんな声が聞こえる。
コメント
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