日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

忘れ防止

2016年06月07日 | 生活・ニュース


 雨はあがったが上空は雨雲が覆っているので傘を持って出かけた。向かった先の入り口の傘置には何本も傘たちが一休みして主を待っている。その傘置の上に真新しい「傘を置き忘れないようにお持ち帰りください」という注意書きが貼ってある。梅雨入りしたので注意を促す施設職員の心遣いだろう。降っていれば忘れることはないのだが、止んでいると忘れそうになる。

 雨の中を登校する児童らの傘は裏通りに咲いた花のように生き生きしている。そんな朝の様子だったが、下校する児童の中に傘を持っていない何人かがいる。話しかけると「ア、忘れた」とおどけて仲間を笑わせる。最近は傘などは完全な耗品感覚で扱われ取り扱いも雑になり、置き忘れなど気にしなくなったようだ。そろそろ忘れたを忘れそうになる領域に近づいている。

 出かけるときの確認漏れとして、玄関の扉にチェックリストを備えた知人がいた。その内容はガスレンジの火は消したか、冷暖房機器、TVなどのスイッチは切ったか、電気は消したか、鍵は持ったかなど幾つか確認することをリストにしている。扉を開けるとき必ず立ち止まるので見落としはないという。物忘れを気にするとき、ふと昔の話を思い出し、いまは携帯電話も追加して続けているだろうか。

 忘れ防止策のひとつにメモを残せとういう。メモ帳はいつも持ち歩てるが、最近、これに頼るのは本当にいいのか思うようになった。メモしたからその内容に疎くなる、そう、メモを頼りにしすぎて記憶として脳内に残らないような気がする。思い始めて間がないのだが、サプリメントにはまだ頼りたくない。
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