日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

にやりほっと

2016年06月12日 | 生活・ニュース
 「にやりほっと」というブログのタイトルに出会い「ヒヤリハット」によく似た語呂だ、何だろうと読み進んだ。ヒヤリハットは、1件の重大災害の裏には29件の機微なミス、そして300件のヒヤリハットがあるという。このハインリッヒの法則を参考に、製造プラント運転でのヒヤリハットを集約した。事故や災害の一歩手前の事例として参考にし、改善策も考えた。

 「にやりほっと」、これはある有料老人ホームで行われている活動の一つで「入居者に接するスッタフが、思わずニヤリとしたりホットした事例を書いて報告する」ものという。わが身もいつこうした施設でお世話になるかわからない。後日の参考にとHPを開いてみた。多くのメディアが取材し報道している。

 『「朝ごはんだから起きますよ」と声をかけると「いやだ」と発語があった』。『目を離したすきに車いすから立ち歩行しようとした入居者、「こんなに歩けるんだ」とプラス報告』。ヒヤリハットなら食事時の工夫や見守り強化などがスッタフに徹底されるだろう。その前にプラス点をつかんでいると、ヒヤリと同じ指示が出されてもそのやり方は一工夫され入居者の気持ちに寄り添った形になるだろう、読みながら感じた。

 福祉関係の就労環境や条件が厳しく、その改善は言われるがなかなか進まない。一方で高齢者や保育を必要とする人は増え続ける。これは選挙だけの政策とせず、人に係わることは優先して取り組んで欲しい。にやりほっと、は一例かもしれないが、ハインリッヒの法則に従えば改善の余地は多い。ただ、施設やスッタフが良くても入居者の経済的負担が心配される。 
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