日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

大気不安定

2016年06月20日 | 自然 季節


 熊本地震から2カ月余、いまだに余震が続いている。奄美大島以南では梅雨明けしたようだが九州以北はこれから備えが必要になる。昨日から九州南部は大雨に見舞われている。山口県も今朝5時ころに大雨注意報がでた。昼前から断続的ではあるが強い雨音が続く。ワイパーを止めると瞬時に前方にはモザイクがかかる。始まったばかりの今週の天気予報は週末まで傘マークが並ぶ。

 「天気予報の恋人」(チャゲ&飛鳥)という歌詞の出だしが「君の愛は信じてる 天気予報くらいにね」とある。気象庁や気象予報士の皆さんが何と思うかわからないが、毎日の予報を聞いたり見たりと気にしてはいるが、心から信じてはいない、そんな表現に感じるがどうだろう。予報を発信する人らは真剣勝負だろが、そこは自然が相手、予測通りに気圧や前線が移動してくれないから想定外も起きる。

 不安定な状況を起こすのは自然だけではない。最後の登庁です、TV映像は急ぎ足で庁内に歩を進める知事を映す。任期全うなら「ご苦労さん」と拍手も起きようが、起きなくした混乱はすべて当人にある。高すぎて時には雲に隠れる都庁のいただき、下界からはうかがいしれない異常気象が発生するようだ。職員を重く湿らせた低気圧気団から早く抜け出せ、他県からではあるが祈る。 

 下駄や草履を飛ばして「あした天気にな~れ」と天気占い、子どもころに遊んだことを思いだす。落ちてきた下駄が、表なら晴れ、横なら曇り、裏なら雨だった。時は進み技術は進歩し、台風進路を示す円の大きさが今年の台風1号から小さくなる。気象衛星の観測精度の向上が理由という。それに恐れをなした訳ではなかろうが、今年の台風発生はゼロ。太平洋上の大気はまだ不安定だ。
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父の日の紙面

2016年06月19日 | 地域
 
 父の日の朝は雨音で明けた。それでもカープフアンのお父さんの目覚めはよかったと思う。地元紙1面中央に2L版ほどのカープ鈴木の写真と「鈴木また決めた 連日サヨナラ弾」の見出しが添えられている。記事を読みながら昨日の夕方を思い出す。

 帰宅してTVをつけたらプロ野球交流戦の「広島対オリックス」のLIVE中。字幕を見ると9回裏広島の攻撃、ランナーは1塁と3塁だが広島は2点リードされている。アウトカウントは1つ、何とかなるか、そう思った時に「バッターは鈴木、ここで1本出ると逆転サヨナラです」、気持ちはわかるが、冷静であるべき実況担当がそこまで望みを口にするかと思ったが、見ている方も打ってくれという願いは同じ。この世の中、そう上手く事が運べば簡単、打たなかった時の慰めの言葉を考える。

 結果は左中間観覧席へ飛び込む逆転3ラン。1塁を回ったあたりで右手でガッツポーズ、前日の延長12回の逆転2ランと合わせ2試合連続の快挙はプロ野球史上10人目となる。この本塁打に本拠地マツダスタジアムが赤一色なので燃えないかと思えるほど喜びが伝わる。今季初の5連勝、2位とのゲーム差を6と広げた。ここまでの結果を見ると、素人目線ではあるが番狂わせで勝利しているとは思えない、今年はいける。

 別のスポーツ面、「サンフレ豪快4発」と5段抜きの大文字が並ぶ。こちらはJ1、サンフレ広島は4-2で浦和に勝利し4位に浮上、これも地元紙ならではの扱い。サッカーの山口レノファ、昨年J3昇格でいきなり優勝、今年はJ2で現在中位と善戦中、J1昇格の夢も遠くない。カープは交流戦終了、今日も8回裏、鈴木の本塁打で逆転し勝利。地元勢のこうした活躍は多方面にいい影響を与える。頑張ってほしい。
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再利用

2016年06月18日 | 生活・ニュース


 数日前から朝顔の葉陰に花が顔を見せ始めた。季節が来れば、その時期が来れば咲かせようと思えば咲いてくれる。でも、どこに咲かせるかは主の仕事次第だ。こりもせず、何年も繰り返し同じスタイルで咲かせるのは、そこしか我が家には場所がないから仕方がない。市販の四角なネット1枚を広げて楽しんでいる。朝、カーテンを開くと声をかけれる。

 他に鉢植えする。四角に円形、長方形と空いている鉢に植えるだけ。背は低いが弦を巻きつかせるプラ竹の支柱を立てる。露地と違って鉢植えは風を受けて倒れないように工夫がいる。かといって何本ものプラ竹を使うと見苦しくなる。あれこれ考えながら楽しんでいる。

 毎年、ミニ門松を師走に作っているがその土台は孟宗竹を使う。そのひと節分の上部半分を切り取り飾りつけをする。門松の役目が済むと定まった使い先はなく、いつか焼却炉行きになっていた。その土台を思い出し朝顔の苗を植え、弦の伸びを助けるプラ竹を立てる。樹脂製の鉢に比べると、和の感じがしていい、と自己満足している。そんな気が通じたか早速咲いて見せてくれる。

 放置していたので竹の艶やかさやかさが抜けている。せっかくの花が輝くようある液でひと拭きしてやろう。どの朝顔も数年前から採種して撒き、苗を育て植えている。花の種類は分からぬままに採種しているので、どんな花が咲くかは咲いてみないと分らないというミステリー的なとこも楽しみだ。今日は朝顔には似合わない猛暑、明日は雨の予報、何色が咲くだろう。
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エッセイサロン例会

2016年06月17日 | エッセイサロン


 毎月第3金曜日は所属するエッセイサロンの月例会。発足以来毎月開かれている。今月は数字の並びがよく123回定例会と10年を超えていることが分かる。途中入会なので第7回から参加し入院中の1回欠席で他は出席している。出席するためには「はがき随筆」252字ほどの1作を持参する。自作を読み上げ出席会員の感想を聞く。こうして書き方表現の仕方を学んでいる。

 悩み、もまれ、推敲し投稿する。その後しばらくは掲載が気になって1週間いやもう少し落ち着かない日を過ごす。それが過ぎると「じゃあ次作を準備するか」と気分を切り替える。ところが2カ月くらい過ぎて掲載されることもある。拾い物をしたようななどと強がりなことを思うが、載った方がいいに決まっている。
 
 苦労した252字の作品、月間掲載数は県内全体で約60編。翌月には入選3編と佳作7編が選者により選ばれる。投稿するからにはこの選に入れることが喜びになる。さらに入選3編に入ると翌年の県大会参加作品候補になる。書くからには投稿、するからには掲載、載れば入選、さらには県大会へと通ずるんだ、思うは自由だとばかり楽しみながらパソコンのキーを打つ。

 そんな願望をちょっとだけ感じさせてくれた今朝のローカル面で先月掲載された1編がなんとか選に入ったことを知る。以前に比べ、作品の質低下だろう掲載回数が減じており、先月の入選を喜び、次への励みとしよう。
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一つ一つの積み重ね

2016年06月16日 | 生活・ニュース


 「僕は子どものころ、イチロー選手を見て野球が好きになった」という大リーグの現役選手が、目の前の安打製造機に感心して「イチローは本当に42歳か」とつぶやいた、という小さなベタ記事に納得した。映像でしか見たことのないイチロー選手だが、報道で知る神業のような強靭な精神力にはいつからか、ずば抜けた力量を素人ながら感ずるようになっていた。

 今朝、日本人なら野球フアンならずとも喜ばせる記録をイチロー選手が達成した。ピート・ローズ氏が持つメジャー記録の4256安打を日米通算で上回った。一回の第1打席で記録に並び九回の第5打席で記録を更新した。1992年、プロ野球オックスに入団してプロ初安打は7月12日というから23年11カ月での達成になる。これまでも安打に関する数々の記録を積み上げており、公式記録にはならないそうだが、安打製造機を証明した。

 これまで各種の記録達成時のインタビューでは努力の人を感じていた。いつも驕り高ぶることのなく語るが、その内容はいつの間にか語録としてまとめられている。ひとつ頭に残っている言葉、どの記録を成したときか記憶していないが「一つ一つの積み重ねです」という主旨のインタビューを聞いた。一つ一つ積んで高くしていくことなら凡人にも見習える。こうしてブログを書くのもそんな一つかもしれないと身勝手な思いをする。

 プロ初安打以降、史上最速で千安打、7年連続首位打者、2001年大リーグで首位打者・MVPそして新人王、大リーグ記録を破るシーズン262安打など等を眺めると「一朝一夕」でなく「一つ一つの積み重ね」を理解させる。メジャー現役最年長選手になったイチロー、これまでの快挙はたゆまぬ精進のたまものである。 
 
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なになに屋

2016年06月15日 | 地域
  
 時代小説、といっても江戸時代の小説を読むと庶民の人情をあふれるのは長屋のおかみさん方、すべてにおいて旦那に勝るその書き方の端に助け合う姿を想像させる。そんな時代の情報が集まるところは、町の人も旅の人も立ち寄る湯屋、髪結い所、居酒屋などが登場する。今もこうした名残が何とか残っているのが散髪屋、旅の人は来ないが近くの人は定期的に世話になる。

 めっきり少なくなった頭頂の頭髪だが、それでもそこ以外は伸びるので散髪屋の世話になる。店主は組合では若い方というが愛想も腕も気に入っている。散髪台に座ると会話が始まる。人が集う所で話題に事欠くことはない。近くで看板を下ろした店の事から個人商店の話に広がる。散髪屋で雇用主として開いている組合加盟店は1店も無い、どんどん少なくなる同業者の話から始まった。

 「この時代、や、ではやっていけない」という。「や」を聞き返すと「屋」だという。教えられて指折ればそうした店はどんどん店を閉めるといえばそれとなく聞こえはいいが廃業に思える。本屋、肉屋、呉服屋、文具屋、時計屋、服屋、菓子屋、果物屋、魚屋、履物屋、靴屋、鍛冶屋、家具屋、傘屋、薬屋、散髪屋、瀬戸物屋、市内有数の商店街だった昔の姿を思い出し、今はほとんどがシャッター戸や駐車場に変わっている。今風の家にも建て替わっている。

 かっての商店街の道幅は狭く車社会への対応が遅れ、商店街をひとまとめにしたような郊外型大規模店の出現など社会の変化に乗り遅れた感がある。他方で昭和レトロなどと古い町並みを観光の目玉にしている。近くに1軒、昔風で子ども相手の駄菓子屋がある。TVが入ると必ず立ち寄る。道の拡幅ができなければそれを梃子にできないか。錦帯橋館も作られることだし。
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つゆの中休み

2016年06月14日 | 生活・ニュース

 「今日の天気は梅雨の中休みです」というのは気象予報士、よく晴れて市内の最高気温は29度手前で7月中旬ころの気温らしい。登校する児童らの服装もすっかり夏バージョン。でも大人のクールビズのような軽装でなく、子どもらしい登校にふさわしいと好感する。そんな登校風景で初めて見る光景、それは複数の児童が子ども用自転車を押している。なんだろうと思う。

 学校の運動場が見下ろせる陸橋を渡っていると、紅白の運動帽子を冠った大勢の児童が腰を下ろし話を聞いている。運動会は先月終わっている、なんだろうと遠くから眺めていると、自転車の乗り方教室のように感じた。遠くて指導している人の声は聞こえないが、どうも乗れる者と得意でない者に分けられているように思える。

 この小学校では自転車に児童が乗るときは「ヘルメット着用」を義務付けた、回覧の学校だよりで宣言してあった。子どものヘルメット着用が親の責任と制定されて数年がたつ。そういえば最近は、かっこいいヘルメットを着用しているのが学校の指導効果だろう。自転車の事故は多い、安全運転と対策、将来を担う子らによく知ってもらおう。

 そんな運動場の反対側にある同校のプール、指導する教師の大きな声に続いてホイッスル、すると大きな水音が通りまで聞こえる。ひと月もすれば夏休み、水が恋しい季節になる。自転車と同じく泳ぎも危険と裏表、事故防止のためにしっかり学んでほしい。プール教室には絶好の日より、小学校時代、錦帯橋下流の錦川での水泳教室を思い出しながら水音を聞く。
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新聞休刊日

2016年06月13日 | 生活・ニュース


 購読紙の毎月第2日曜日の朝刊、「明日は新聞休刊日、発行は休ませていただきます」という小さな社告が載る。いつからか毎月第2月曜日が新聞休刊になったのだろう。休刊日は1956年までは年2回、以降増え続け1991年から年10回くらいになったという。これは、新聞販売店の慰労・休暇を目的に定めたという。新聞社においては各種設備やシステムのメンテ作業を行う、と載っている。

 各戸配達システムの日本ならではの休刊日、早朝起床の習慣が身についているだろう配達員の皆さん、今朝はゆっくりされたのだろうか。休刊日にゆっくりされるだろう人を知っている。それは所属する同人代表の茅野さん、休刊日以外は毎日、同人の作品が掲載されていないかと紙面をめくる。載っていれば電話連絡し、毎年1月定期刊行の同人誌掲載のへの作業と続くが、休刊日だけはそれが省かれる、と推測する。

 新聞休刊日の前日に世界を揺るがす、あるいは政界の大事件などが発生したとしたら新聞社は休刊中止を考えるだろうか。速報は電波に乗ってながれるが、じっくり紐とく記事は電波では満出来ない。新聞社は号外を発行するから大丈夫という。地方で号外は入手できないし、入手できても号外の記事は速報でしかない。休刊日は新聞の使命を左右するかもしれないなどとくだらないことを思いつく。

 新聞休刊の日は新聞に目を通す時間だけ余裕が発生する。前もって一応の予定はたてておくが、その日の天候次第や行事などで予定は未定になることはしばしば。7月の休刊は海の日新設のためか19日(火)、8月は休刊日なしの予定になっているが各紙統一ではないからご用心を。新聞はまだまだ手放せない付き合い相手のようだ。
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にやりほっと

2016年06月12日 | 生活・ニュース
 「にやりほっと」というブログのタイトルに出会い「ヒヤリハット」によく似た語呂だ、何だろうと読み進んだ。ヒヤリハットは、1件の重大災害の裏には29件の機微なミス、そして300件のヒヤリハットがあるという。このハインリッヒの法則を参考に、製造プラント運転でのヒヤリハットを集約した。事故や災害の一歩手前の事例として参考にし、改善策も考えた。

 「にやりほっと」、これはある有料老人ホームで行われている活動の一つで「入居者に接するスッタフが、思わずニヤリとしたりホットした事例を書いて報告する」ものという。わが身もいつこうした施設でお世話になるかわからない。後日の参考にとHPを開いてみた。多くのメディアが取材し報道している。

 『「朝ごはんだから起きますよ」と声をかけると「いやだ」と発語があった』。『目を離したすきに車いすから立ち歩行しようとした入居者、「こんなに歩けるんだ」とプラス報告』。ヒヤリハットなら食事時の工夫や見守り強化などがスッタフに徹底されるだろう。その前にプラス点をつかんでいると、ヒヤリと同じ指示が出されてもそのやり方は一工夫され入居者の気持ちに寄り添った形になるだろう、読みながら感じた。

 福祉関係の就労環境や条件が厳しく、その改善は言われるがなかなか進まない。一方で高齢者や保育を必要とする人は増え続ける。これは選挙だけの政策とせず、人に係わることは優先して取り組んで欲しい。にやりほっと、は一例かもしれないが、ハインリッヒの法則に従えば改善の余地は多い。ただ、施設やスッタフが良くても入居者の経済的負担が心配される。 
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田植えの後

2016年06月11日 | 社会 政治


 ある催事の会場から臨時駐車場まで仲間と歩く。途中から道の両側に水田が広がる、苗が行儀よく並んだ田植えの終わったそばを眺めながら歩くのは久しぶり。子どものころに遊んだ田植えのころを思い出す。同道の一人は5段の田に植え終わったところという。生産量は子どもや孫を含む1家族の消費量にあたるという。

 苗が一直線に並んでいる田のそばで「うまく植えている」という。田植え機でも運転の腕次第で直線にもなれば蛇行もするというのは5段農家の知人。気づいたのは、水張され田植えの準備ができ田にオタマジャクシが1匹も見えない、カエルの声も聞こえない。農薬の関係と5段農家の人に教わる。一方で雑草が茂ったままの放棄田も多く、日本農業の縮図がここにもある。

 ふと、先の国会で審議予定だったTPPは審議が先延ばしになった。日本の農産物の影響に関し、日本と米国の試算に大きな隔たりがあるという新聞報道を思い出した。記事では米について米国は対日輸出額が23%増といい、日本は国内生産額への影響はゼロという。輸入増はあるがその分備蓄米にとして買い上げるから影響はないという説明はよく分からない。

 若者の人口は減少しその米食離れは進む。他方で高齢者数の増加には歯止めがかからず、その高齢者の食事量の増加は見込み無く、農産物の消費量減少は想像がつく。植えられた苗になんの責任もないのに、人間の都合であれこれ聞かされるのはたまんないだろう。立派に頭を垂れるように育とうとする小さな苗の真摯な姿がすがすがしい。
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