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山陽新幹線新岩国駅の待合広場に市内の観光施設の紹介がされている。その一つに国・名勝の錦帯橋の模型が置かれている。大きさは錦帯橋の橋長193.3㍍、幅員5㍍の30分の1の縮尺という見事な造りで、その寄贈は県内在住者の方とある。そこには趣のある文字でこう記されている。
「錦帯橋は、岩国を二分する錦川に掛けられており、上級武士が居住している横山側(城山側)と、下・中級武士や町民が住む錦見側とを結ぶ城門橋として延宝元年(1673年)岩国藩三代藩主吉川広嘉公によって創建された。
初代の錦帯橋は創建翌年の洪水であえなく流失したが、構造の不備を徹底的に強化し、翌延宝二年十月に二代目錦帯橋が完成している。その後橋脚保護を目的とした敷石の施工や、橋体に改良を加えながら大切に保存されて来た。ところが、昭和二十五年のキジア台風により再び流失した。翌二十六年から再建工事に取りかかり昭和二十八年一月に三代目錦帯橋が完成」
この模型は工夫されていて、橋板の一部をはがしその内側や(写真)、敷石の個所に鏡が置いあり橋の裏側が見えるよう工夫されている。2001(平成13)年から04年にかけ平成の架け替えが行われた。橋の木材は主として赤松とひの木、そのほかケヤキ・ヒバ・クリ・カシなどが使われている。来岩の際はぜひご覧いただき、錦帯橋へお運びください。
(今日の575) 太鼓橋カランコロンと下駄の音