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倍額になっても

2022年11月07日 | 生活・ニュース

 令和3年の通常国会において、健康保険法等の一部を改正する法律が成立した。これにより、令和4年10月1日から、現役並み所得者を除き、75歳以上で一定以上の所得がある者は、医療費の窓口負担割合が1割から2割に変わった。また、窓口負担割合が2割となる方には、外来の負担増加額を月3千円までに抑える配慮措置(令和7年9月末まで)はある。

 この自己負担倍増の法律、正式には「改正」というのだろうが該当する者には改正ではないと思う。1割負担が2割だから倍増になる。後期高齢者が該当だから大方が年金生活者と思う。年金の増額はなく、後期高齢者保険料はアップ、さらにアップすることが諮問された。病院に行きづらくなる気がする。

 私も八十路の高齢者。それなりに通院があり予約日には必ず医師の診察をうけている。これまでワンコインで済んでいたが札での支払いに変わった。検査があるとこれではすまない。日々の生活必需品の値上げもあり、一定の年金収入では負担は増すばかりとなる。

 病院待合室は高齢者が多い。そこで聞こえてくる会話は負担増をどう補うか思案している様子がうかがえる。初回の支払いのとき「負担が2割になりましたので」と金額の増えたことを申し訳なさそうに話す窓口担当者、その人の責任ではないが医療現場の末端ではこういう気の使い方をされていた。

 (今日の575) 薬切れ行かなきゃいけぬ2割でも
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