日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

久々の雨に思う

2022年11月23日 | 地域

 向かいの家の雨どいから流れ出る雨を久しぶりに見た。先月市内の降水量は平年の2%と降らなかったに等しい。農家の人や菜園を楽しむ人から「一雨欲しい」という話を聞いていた。昨夜9時ごろに静かに雨の降っていることに気づいた。今夕までの降水量は30㍉ほど、畑の潤いになっただろうか。蓮根農家の人の今年は雨が少なく収量が落ちた話も聞いていた。

 雨が少なく心配している錦帯橋の掛かる錦川上流の話を聞いた。いったん建設中止となった県営ダムが用途名目を変更して作られ、湛水(たんすい:水田、ダムなどに、水をいっぱいに満ちたたえること)が始まった。降水量が少なく予定の期間内に満水とならない。満水となり異常のないことが判明してダムの完成となる。

 満水予定は後にずらされたがそれでも遅れ気味という。そのため下流への流量を最低とされる流量の6割余りとして湛水を早めようとしている。流量低下で下流の水量減により川の生き物や植物への影響が出始めているという。その一つに、カジカガエルの生息地で藻がヘドロ状になって沈んでいる写真を示された。

 下流域では市の上水道、複数の大手企業が工業用水、工業団地用の用水など多くの目的の取水が行われている。ここでの水質の悪化はアユなどの生育などに影響するだけでなく、日々の生活への懸念も生まれる。清流といわれる錦川がその名の通り続き、河川沿いの人らの懸念がぬぐえるような方策を作ってほしい。

 (今日の575)  水量が減れば弊害起きますよ
コメント
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