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市内の紅葉やススキが秋を満喫しているレポートが載る。私が毎年足を運ぶススキ広場は浚渫でその姿を変え絵にならない。野生の力で早く回復してくれることを願っている。そんなススキの原で以前撮った珍しい姿のススキを紹介する。
ススキの穂が咲かないままに丸い輪になっている。これをアップしたらこんな解説が届いた。穂が覗きかけた時に、鳥の糞によって穂先が葉にくっつき、そのまま成長したので写真のようになった。この時に複数の似たような姿のススキを見かえた。「自然が編み出した素晴らしい芸術作品」と知人からはコメントが届いた。
毎日のように各地の紅葉が綺麗な画面で紹介され、居間にいて旅している気分にさせる。ただ、コロナ禍が終わっていない段階で行動規制のない人出に心配はしている。今日発表の新規感染者、全国で10万人を超え、東京都も1万人を超えた。本県も7波以来何度目かの900人を超える。これを受けた夕方のニュースでは1月の成人式ごろにピークというAIの予測が出ている。気をつけよう。
子どものころにススキをなぜかわ知らぬが「かや」と呼んでいたように思う。「かや葺き屋根」と呼ぶのはそんなところからきているのかも知れないと思う。ススキは枯れて消え、春になると鮮やかな緑の葉を生み出す、なにか人の一生に似ていると思うことがある。ススキの世界にコロナは無い。
(今日の575) 風下へなびくススキを小鳥追う