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年に2回自宅の仏前で住職さんを迎えてお勤めがある。それは、家庭での夏のお盆勤めと冬の各家庭での報恩講のお勤め。住職は夏は6月中旬ころからお盆前まで、冬は10月中旬頃から約2カ月かけて門徒宅を回られる。今日はその「お盆勤め」。
新型コロナ発生後の住職はマスク着用でのお参りお勤めとなる。また、法話や会話ははぶき短縮で行う。マスク着用などからお茶などは準備しないことになっている。各種の本堂でのお勤めもマスク着用、窓や戸を開き風通しを良くして開かれる。椅子の間隔はゆったりなど、参拝者は高齢者が多くお世話の方も気づかいが大変だ。
今日は讃仏偈「仏の功徳をたたえるうた」を住職と私と家内の3人で奉ずる。これは「仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)」の上巻にある賛歌で「さんだんのうた」の意訳とある。法蔵菩薩(=阿弥陀如来になる前の段階の人)が仏様の素晴らしさを実感し、自分も仏様になるぞという誓いを立て、そのために仏様(=世自在王仏)に諸仏が作った浄土を見せていただくよう、お願いした話の流れという。
8月は葉月、広島に原子爆弾投下、終戦、お盆。そのどれもが人の命に係わっている月になる。戦争で二人の息子が戦死した母親の話を側聞した。その母親は「私が悪かった」と謝った。それは「あの戦争を止めれなかったのは親の責任」だからという。世界中の人が同じ思いになれば戦争は回避出来る。戦争は一部の人間の仕掛けることだから。
(今日の575) 遺影から見下ろす先祖笑みており