日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

静と動

2018年05月16日 | 生活・ニュース

 知人からの案内状で二つの展覧会場を訪れた。「チャレンジ エンジョイ パステル展」、人物、動物、生物、風景など30数点が目線の高さで並んでいる。作品は何れも対象を忠実に描かれていて、作品に親近感をもって見ることができる。その多くが淡い柔らかタッチで描かれている。手書きのコメントが創作への思いを伝えてくれる。

 もう一つは、絵の静と対峙する祭りの写真展で「日本の祭り(関東)」。埼玉県の川越祭り、同じく秩父市の秩父夜祭、東京都府中市大國魂神社くらやみ祭り、東京の湯島天神祭りなど、60枚余の写真から祭りの迫力と力強い腹にこたえるような響きが伝わる感じがする。中でも、くらやみ祭りは、神聖な御霊が神輿に乗り移動するという、決してひと目に触れてはならない祭りの写真は、同じ神輿でも神を感じさせる。祭り日本をじっくり味わえる。

 絵といえば、大学の地下食堂に飾られていた著名画家の作品が破棄されたと話題になった。千万円台と言われる作品がなぜそうなったのか不思議に感じる。価値ある作品と思えば、あるいは見えれば破棄されなかった、あるいはその表示をしておけばそうならなかったと素人は思う。芸術作品は鑑賞眼を持たないと良否や真贋の見分けは出来ない。

 街の小さな展示場で開かれる展示会、見て「いいなあ」と思ったり感じたりする作品には親しみがもて、何となく穏やかな気持ちにさせられる。最近はこうした身近な展示会で楽しんでいる。この中からいつか大作が生まれるかも、そう思って見ていると楽しさが増す。掛け持ち巡りだったが爽やかな日だった。
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