日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

一歩とどまる

2017年09月28日 | 生活・ニュース

 「急いては事を仕損ずる」と古くから言う。その訳は「何事も、あせると失敗しやすいもの。気がはやるときほど、落ち着いて行動すべきである」という戒め。類似したものに、急がば回れ、近道は遠道、待てば海路の日よりあり、などがある。対しては先んずれば人を制す、善は急げ、と凡人にもわかりやすい諺がある。これまでに何度かこんな諺で注意や教えを受けた覚えがある。

 昨日(27日)のある全国紙のコラム「明日の臨時国会開会直前になって、もしやが起きないとも限らない」と衆議院解散予定が取りやめになるかもしれない趣旨の記述があった。新聞のコラムニストにも万々が一の思いを抱かせたもしやの変化は起きず、予定通り解散詔書は読み上げられ、議場には万歳の声が響いた。

 策は練らに練られていたのだろうが、衆院解散の大義とかの表明の直前に新党立ち上げ、それ以降のここ数日の目まぐるしさは、国会は議員のために在り、国民生活はその後についていくだけの感を改めて強く感じた。そのような選挙戦でどのような結果になるのだろう。

 諺に引っ張られて政治が停滞することは許されない。選挙とはいえ国政が滞ることは間違いない。ここに来ても、多くの国民の心にストンと落ち込む選挙の必要性は聞こえないが、今さら説明はないだろう。しっかり主張を聞いてみよう。解散理由の一つに野党の弱さが挙げられていた。英紙フィナンシャル・タイムスはこう書いている。「野党の弱さだけを理由にした選挙にはリスクがある」。
コメント (2)
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