日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

50cc

2017年09月22日 | 社会 政治

 イギリスやフランスに続き中国がガソリン車とディーゼル車の廃止に向けて進もうとしていることが原因で、世界の自動車産業は電気自動車(EV)の開発を急いでいるという。これは環境規制の強化を受けてというが、自動車業界は大変なしのぎを削ることになる。

 環境規制強化を受け大きな変化を受けたのは50㏄クラスのバイク。1960年代からの排ガス規制はメーカーの多大な努力によって乗り越えてきたが、50㏄という小さなエンジンでは規制に対応するのは困難となり、新型車は昨年から、継続車は今夏から生産中止となった。街で見かけるのは新聞配達と赤色の郵便配達、これらもやがて電動化されるという。新聞が届いた、郵便が来た、そんな喜び方が家の中から消えるのだろうか。

 卒業して3交替勤務。当初、片道約10㌔ほどを自転車通勤だった。しばらくして自転車後輪への外付け補助モーターを付けた。モーターは50cc以下のガソリンエンジンで駆動する。運転には免許が必要でこれは講習受講だけで取得出来た。楽しく乗っていたが濡れた道ではスリップが起きモーター分だけ重い自転車をこぐことになり、取り外した。

 父の勤務先の仕事用自転車全てがホンダスーパーカブ50に変わった。これを機に父も自前のカブに乗り始めた。よく掃除をしていたが数年の使用で遺品となった。それを乗り継いで数年、馬力の低下を感じたので点検を受けるとマフラー交換が必要となり廃車に。社会情勢の変化とはいえ50ccバイクの生産中止の報道を知り、これが1時代の終わり方かと思う。50ccありがとう。
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