日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

小嵐のいたずら

2013年03月18日 | 自然 季節
            

 定期検診日、診察室へ入ると「今朝の強風、転びませんでしたか」と医師。えっ、という顔をしたのだろう「最近、高齢の患者さんが二人も転倒、骨折されたので」と医師。担当の患者さんが気にかかるのだ。そういえば医師の父親は福島県に住んでいて私と同年齢と聞いていた。荒れた日は父親が気になるのだろう。それもあって問いかけになったのだろう、気遣いの言葉としてありがたく受けておこう。

 そういえば、福島原発事故の直後に診察を終えカルテに記入しながら父親の話をされた。立ち入ったことは聞いていないが、私が親に似ているところがあるのかもしれない、そんなことを思う。思いながら、離れて住む親を気遣う子どもの気持ちをくみ取った。

 今朝の強風、「うわぁ」という子どもの声。小学高学年らしい男の子の傘が朝顔になっている。「新品なのに」と、その声にどうしようもない悔しさが滲む。一緒にいた子どもの差しかけた傘に助けられ元に戻した。いい傘があるのだ、と驚いた。

 昨夜の予報通り雷鳴は聞こえていた。昨日の朝に出された強風注意報は続いたまま、夜半からときおり窓に打ちつける雨音はちょっとした小嵐のように聞こえていた。傘が朝顔になったすぐ後、「バリバリ」といういやな感じの音、続いて何か地面をひきずる「がりがり」という不吉な音に驚き雨の中、外へ出た。

 隣のカーポートの屋根の1枚が我が家の庭に落ちている。鉢植えの花の損傷ですんだが、相当な風だったことが伺える。通学中の列に落ちなくてよかった、隣の主人と話した。ちょっとした春の小嵐、昼過ぎから青空が出はじめ強風注意報も解除された。卒業式や終業式の学校もあったとか、明日からの春休み初日はいい天気になりそうだ。
コメント (2)
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