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日々のことを徒然に

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被災地復興 道半ば

2013年03月11日 | 生活・ニュース
 タイトルは購読紙1面トップの見出し。

 死者1万5881人、行方不明者2668人、このほか避難生活による体調悪化などで亡くなった震災関連死が2303人、避難生活を送る人は約31万5千人。この人数は3月8日現在のまとめ。マグニチュード9.0が発生した東日本大震災は2年前の14時46分。直後の映像でみた真っ黒な山となって押し寄せる津波を忘れてはいない。

 その直後の東電福島第一原発の事故、目には見えず臭いもないが確実に身辺を包む放射能と放射性物質に、被災地域の人は多重の被害を浴びることとなった。現在、放射線量は減少しているといわれるが、住民皆さんが安心して住める値には達していない。

 報道では復興への様々な課題や新たな未解決の問題などが多角的に伝えられる。共通しているのは対策の遅れ、その原因は立場によって違う。これが何とかなれば復興が加速する、これまでの災害で幾度も指摘されているが、今回もこれまでのところ大きく改善はされていない。

 国内はもとより多くの国で慰霊や支援の集いが開かれた。また、発災の時刻、多くの人が黙祷される映像が流れた。これは「震災を忘れない」という多くの人の気持ちの表れだろう。高齢の被災者の方が「元気出して頑張ってください」という呼びかけに悲しくなる、とマイクに向かって話された。それは自分たちは精一杯やっていることを分かってもらえないからという。

 お座なり、という言葉がある。「お座なりの計画」「お座なりにする」「お座なりを言う」などの例示がある。直接の支援は何も出来ないが、復旧復興に勤しむ方の心情を解する気持ちを失ってはならない、特集番組を見ながら改めて認識した。

 市では気象庁から瀬戸内沿岸へ津波警報が発令された場合「サイレンを吹鳴」することになっている。14時46分、この試験吹鳴が行われた。これに合わせ黙祷を捧げた。
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