小さな子供を抱いたまだ若いお母さん、きょろきょろ周囲を見回しながら急ぎ足で店内を歩く様子は買い物をする姿ではなかった。誰かを探す素振りに見えた。が、時には見かけることなどで特に気にはしなかった。
そのお母さんを見かけてから、時間にすれば数分ほど経っていた。3才にみたない男の子が何かを探すようにうろうろしている。と、店外の駐車場へ向けて走り出した。危ない、そう直感し追っかけ、通路直前でその子を止められた。「ママ、ママ」と訴える。
店内に引き返しレジの店員さんに訳を話す。その店員は「よく来店されるお客様の子どもさん」と優しく子どもの手を引いて店の奥へ。直後、気になった母さんとまた出合った。訳を聞くと、子どもを探している、と心配そう。その子なら、と店員さんと子どもの去った方へお母さんと一緒に商品棚の間を急いだ。
そこは店内、すぐに子どもはお母さんと手をつなぐことが出来た。その時、お母さんが子どもへかけた最初の言葉は「ごめんね」。離れた故は分からないが、不安でいっぱいだったろう子ども、その優しいひと言はいつまでも心に残るだろうと感じた。母親の指を握った小さな小さな指、そこに大きな絆を感じた。
子どもとはぐれた時は遠慮せず店に申し出て、多くの目で早く見つけることが事故防止になる、そう思いながら買い物を済ませた。
そのお母さんを見かけてから、時間にすれば数分ほど経っていた。3才にみたない男の子が何かを探すようにうろうろしている。と、店外の駐車場へ向けて走り出した。危ない、そう直感し追っかけ、通路直前でその子を止められた。「ママ、ママ」と訴える。
店内に引き返しレジの店員さんに訳を話す。その店員は「よく来店されるお客様の子どもさん」と優しく子どもの手を引いて店の奥へ。直後、気になった母さんとまた出合った。訳を聞くと、子どもを探している、と心配そう。その子なら、と店員さんと子どもの去った方へお母さんと一緒に商品棚の間を急いだ。
そこは店内、すぐに子どもはお母さんと手をつなぐことが出来た。その時、お母さんが子どもへかけた最初の言葉は「ごめんね」。離れた故は分からないが、不安でいっぱいだったろう子ども、その優しいひと言はいつまでも心に残るだろうと感じた。母親の指を握った小さな小さな指、そこに大きな絆を感じた。
子どもとはぐれた時は遠慮せず店に申し出て、多くの目で早く見つけることが事故防止になる、そう思いながら買い物を済ませた。