日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

神妙なダルマ

2013年01月13日 | 地域
           

 今日は町内のどんど焼き。高く積み上げられた正月の縁起物、そんな中に、両目の開いているダルマが1個積まれている。どんな祈願を叶えたのだろう。そのダルマ、満願の笑みかと思いたいが、これから起こることを見通しているのか少し神妙に見える。

 ダルマは禅宗開祖の達磨和尚の座禅姿を模した置物といわれる。今では願い事を叶えてくれる縁起物として、宗派、老若男女に関係なく広く親しまれている。張子は赤色、これは火や血の色である赤は古来から魔除けの効果があるという信じんからという。

 ダルマといえばこんな遊びのあったことを思い出す。二人が顔を見合わせ、笑いを我慢する。この時「だるまさんだるまさん、にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ」、そんな時代もあった。今はスマホとにらめっこをする世に変わった。

 会場では恒例の汁粉が振る舞われる。かってはお神酒も振る舞われていたが何年も前から消えた。年が明けて初めて顔を合わす人らの年賀の挨拶がそこここで聞こえる。町内のコミュニティーの大切な会場となっていることを肌で感じる。足を運んでこそ出合える世情で、スマホの世界では味わえない。 

 点火は会場を訪れた中の年男と年女が勤めるのが恒例、名士によらないところが町内催しのよさ、10数人が火の点いた松明をかざして「点火」の合図をまつ。ダルマの緊張がます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする