日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

休日です

2013年01月27日 | 回想
           

 会社人間のまま定年を迎えた。格別の趣味などもなく無職となって新しい世に足を踏み出した。待っていたかのように自治会役員をおおせつかった。お世話になる地域のこと、出来る時に出来る事を、協力を得ながら勤めた。引継ぎを終えたときには正直「ほっ」とした。

 雇用保険受給が満了になる。そろそろ本格的に何をするか考えなければ、と思案し始めたころ「働かないか」と声をかけたれた。仕事の説明を聞くと、現役のころに担当した職務の延長線上にある内容だった。これならお手伝いできる、話はすぐにまとまった。そんなこともあり、定年後しばらくの間は楽しく仕事をした。

 この間に、いろいろな出会いがった。それは、どれもが未知のものだったが、それらへの仲間入りで「濡れ落ち葉」にならずに今日まで来れた出会いだった。こうしたなかで毎日が日曜日を過ごしている。定年後の過ごし方は、しばらくは日々の出会いの中から自分に見合った核を探していくのも一つの方法だと思う。

 趣味を持てとよくいう。定年だから趣味を作る、よほどいい巡り会わせがないとそう簡単には成せないだろう。自分の今を考えると趣味のなかったことが、定年から今日まで楽しめることへ出合えたと感じている。趣味を持っている方はそれ勝るものはない。 

 入り口にチェーンの張られた駐車場、ひと目で「本日休み」がわかる。近くの図書館は多くの来館者、その中に親子づれも多い。現役のころ、こんな休日を眺めたことはない。息子は「我が家は母子家庭」そんな表現をしていたことを思い出し、遅いけどすまなかったと思う。

 
コメント
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