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箱根駅伝を通して観たいが、年末からの運動不足解消と正月の怠けを覚ますため、今年、初のウオーキングに出かける。空気は乾燥しているが、心地よさそうな陽射しも出て来いと呼んでいる。風の強さを川面の波頭が教えてくれる。そんな水面をカモが30羽近くが並んで上流へ向かう。どこへ何しに行くのか知らないがちょっと見ごたえがある。
帰省の人だろうか車は県外ナンバーも多く、遠くは石川ナンバーを見た。横山の吉香・白山二つの神社、ちょうど通りかかったときは参拝の人出でにぎわっていた。吉香神社の境内は参拝の人が列をなしいている。雅楽の流れる中での初詣、願いごとは叶うと暗示をくれるようだ。
山茶花の垣根にやわらかな冬日を受けた赤色が咲いている。それはたったの一輪。年明けに驚き慌てて咲いたように思えるがなにか微笑ましい。花言葉は謙譲・ひたむきな愛・愛嬌などとある。咲いている姿はどれにも当てはまる。
すっかり葉を落とし身軽になった桜の木、小さな小枝を揺らしながら太陽とのコラボで枯れた芝生のキャンバスに墨絵を描いている。ときおり雲に遮られる陽にも慌てる様子はなくじっと待っている。そんな繰り返しを見ている人はほかにはいない。何でも題材に、そんな卑しさに気づき再び歩き始める。