日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

行ったり来たり

2013年01月24日 | 自然 季節
           

 超早い桜の開花予測が出た。すっかり落葉した桜の小枝が風に揺られて冬空を掃くように撫ぜる。その先端にはしっかりしたつぼみが春へ向け身構えている。桜は寒さが厳しいほどいい花が咲くという。開花予測線で錦帯橋付近は3月の下旬、本州最西端の下関は3月27日と定かな日が明かされた。予測時期なら例年どおり、に咲くことになる。

 啓蟄で松に巻かれたこもが外されるころになると桜の季節が近くなる。すると開花予報に現実性を感じる。しかし、西高東低で強い寒気団が南下、市街地でも積雪、強い北風に注意などの気象情報が聞かれるこの時期、さほどの関心はない。と思ったら、春に訪れる人を待つ商売の人らには準備に取り掛かる大切な情報という。

 昨年は上手くいったので今年も氷柱花を、と準備して庭石の上に置いておいた。1度も凍ることなく大寒を過ぎ、そろそろ撤収かとガラスの器を揺すってみる。器の中では赤や黄の実、バラの花びらなどが、変わらない姿でじっとしている。氷結しなかったのを申し訳なさそうしているようなので、まだチャンスはあるかも、と元のところへ置く。

 隣の家の屋根は霜で真っ白な朝が続く。午後になるまで霜は屋根にへばりついている。この自然が作った白と霜の頑固な根性と冬空の青、冬ならではのいいバランスに見える。「寒いと思えば寒い、寒くないと思えば寒くない」、日のあたらない屋根の北側のそんな独り言が聞こえる。寒さと暖かさはしばらくは行ったり来たりの繰り返しとか。体調管理に怠りなく。
コメント
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