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県道150号線。正式には「山口県道150号銭壺山公園線」と呼ぶそうだが、この道を定期的に通るようになって5年が過ぎた。通り始めたいきさつは「世界で一つだけの作品を作ろう」と大きく誘われ「老後の楽しみの一つ」、そんな気安さで入会した陶芸同好会の教室通い。教室は山頂近くにある「山口県ふれあいパーク」略して「ふれパク」。この施設の送迎バスで月2回往復する。
「ふれパク」は銭壺山(標高550m)の山頂近くの標高500mにある。海岸線沿いの国道188号線を右折し道のりで約6.5キロを登る。登るにつれ道幅は狭くなり、離合ままならぬところも多くドライバーの技量を信じるだけ。それでも拡幅工事も進んで、5年前に比べれば整備されたてきた。都合で自家用車で何度か通ったが、登っても降りても神経を使う道に変わりはない。
道幅だけではない、山道だけにカーブも難儀の一つ。車の進行方向が90度以上変わるカーブが60カ所近くあり、連続するヘアピンカーブもかなりある。そんな「ぐにゃぐにゃ」道も瀬戸内海を眼下にしながら話が弾むと、左右の揺れが程よい心地にさせる。
そんな道沿いに小さな集落は飛び飛びだけど続く。車窓から見上げるほどの家も少なくない。荒れた田畑も多いが、耕作中の畑を目にするとほっとする。途中にはコスモスの群生地もあり、瀬戸内海をバックに写真には好適のカーブもあり、訪れる人も多い。
この道では「ツール・ド・由宇」が行われる。映像でしか見た事はないが、自転車であの勾配を登りきるとは、ただ感嘆するしかない。坂道、明日からセンター試験、いろいろある坂の一つと考えて登りきれ。培ってきた力が出せるよう祈っている。
ふれパクの紹介はいつかしたいが、若い指導員の高齢者への指導方法や接し方は気持ちよく、いつも感心している。そのことが続けて参加している一つにある、と思っている。