日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

いい形

2013年01月15日 | 自然 季節
            

 散歩しながら、草花や樹木の名前を知っていたらもう少し楽しさが加わるのではないか、そんなことをしょっちゅう感じる。それが叶うだけでこの殺風景なブログにも少しは華やかさが出るんもではなかろうか、そう思いながらも積極的に覚えようとしないのは何故だろうかと思う。名前を覚えられなくなっているのだろう。

 桜に梅、もみじや椿、バラや水仙、菖蒲などは分かる。花水木は同人誌のタイトルなので遠くからでも判別できる。百日紅、漢字では読みづらいが、昔の思い出が今も残っており見間違いはしない。菊も小菊か大菊かの区別は出来るが、でわ何菊か、と問われたらお手上げになる。この項はいつも妻頼りとしている。

 外出のときに花や草木だけでなく「雲の形も楽しんで」というTVの気象予報士がいる。季節感ある雲の形やその発生する気象状況や雲の特徴を紹介し、その命名の由来なども教える。なるほど、と思いながら見ているが、いつの間にか、何とかに念仏の状態になる。見たときに出来るだけ写真には残すが、それからの工夫に欠けている。

 よく晴れた日、信号のない四つ角を渡る。左右を確認した時に右側にちょっといい形の雲、それは傘を開いたマツタケのようであり、UFOが飛ぶ姿にも見える。風か気流の悪戯が作り出した自然の芸術作品だ。しばらく見ている。上昇気流に誘われたのか昇につれ形は崩れ薄くなり、そして消えた。

 自然の造形は同じ姿を二度と作り出せない果かないもの、それだけに目にしたときはしっかり残しておこう、ちょっと楽しませてくれた真っ白な茸雲だった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする