先月の終わりに障子を張り替えたと書いたらメールが届いた。その終わりに「障子紙の種類は」と短い1行。
障子の寸法を計り、ホームセンターでそれに合う無地のものを買っただけで、障子紙の種類など考えのどこにも無かった。ただ、アイロン用と糊用の区別はした。
ネットで見ると横軸に「価格」縦軸に「風合と強度」が2軸の交点から離れるにしたがって高く、強くなるグラフがある。そこへそれぞれの軸に相当する紙の種類が載っている。
最も価値あるそれは「手すきこうぞ障子紙」で群を抜いている。想うだけもいい品に思える。そこから左下へ見ていくと購入したものがあった。それは「パルプ障子紙」で交点に最も近い位置に載っている。
風合と強度が最も低く価格も最安値という品物を買ったことになる。求めようとした「無地で寸法の合う障子紙」は、その品質評価グラフでは最下位であったということになる。まあ年金生活のわが家に似あった品物だと後悔はしていない。張り終えた障子は紙の種類など気にしないで気持ちよさそうだ。
(写真:紙の種類など気にしないでパリッとしている障子)
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