みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

耳を傾けよ

2014年09月15日 | イザヤ書
イザヤ書 1章


 きょうは「敬老の日」。私たちの教会では年に一度のライブがあります。二つの教会が年に一度ずつ受け持ち、1年に2回開かれてきましたのできょうが第18回ということになります。「よく続いたねぇ」というのが正直な思いです。

 「みことばの光」では、きょうから12月までイザヤ書を読みます。ちょうど12月号の編集の最中なので、この書の終わりの部分を読んでいます。ですから、後追いのようにして1章を読み始めるのはちょっと不思議な気分。

 「みことばの光」が書くように、「天よ、聞け。地も耳を傾けよ」とのことばは読む者の心に迫ります。
 ご自分の民の背信ゆえに、南王国ユダはシオンの娘、エルサレムを残して荒れ果ててしまうというのです。これはやがて来るアッシリヤによる侵略を預言するものです。

 人は何によって自分を正しく知ることができるのだろうか、と考えさせられます。
 神が語られて初めて、本当の自分を知らされるのです。そうでなければ、自分には甘いという見方を続けて自己満足というぬるま湯にどっぷりと使っているままなのだと思います。

 神のことばは私たちの心を鋭くえぐりますが、その厳しさの中には、回復のメッセージが込められています。確かに、死の病に冒されている者を「あなたはだいじょうぶ。そのままでよい」という医師はいないでしょう。病の原因を突き止めて、回復への道を示すのだと思います。

 厳しい神のさばきのメッセージの中に、ご自分の民への深い愛を、1章から、いや、この書全体から認める通読でありたいと願います。
    

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