みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

大またで

2014年09月08日 | サムエル記第二
サムエル記第二 22章26-51節


 この章は詩篇18篇とほとんど同じです。
 1節に「主が、ダビデのすべての敵の手、特にサウルの手から彼を救い出された日に、…」とありますので、ダビデが自分の生涯を振り返り、特にサウルから執拗に追われる厳しい日々を思い起こしつつ歌ったということがわかります。

 「あなたは私を大またで歩かせます」とのことばを心に留めました。
 「大またで歩く」とは、何者も恐れずに勇気を持って前に進むという意味で用いられているのでしょう。神の謙遜がダビデを大きくし、縮こまらずに向かっていくようにしてくださったというのです。

 日曜日早朝目覚まし代わりのラジオニュースの第一声は、「日本人として初の快挙です」でした。全米オープンテニス準決勝で錦織圭選手が勝ったニュースだったのです。昨年の末にマイケル・チャンをコーチに迎えてから、錦織は格段の進歩を見せたとも報じられていました。

 ダビデのコーチは主。ダビデを大またで歩かせ勝利に導くために、身を乗り出してダビデに語り、ダビデを守り、ダビデに力を与えられました。何といっても「その道は完全」だというお方がダビデの側にいるのですから、こんなに力強いことはありません。

 あすの決勝、楽しみです。

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