ヨエル書 2章18−32節
水曜日は、ヨハネの黙示録2−3章にある、七つの教会のうちペルガモン、ティアテラを訪ねました。宿泊したエーゲ海沿いの町にあるホテルは古い建物を改築したものです。一泊ではもったいないと誰もが思いました。朝6時の目覚ましではなくて、モスクからの祈りを勧める「アザーン」の大きな音で目が覚めました。するとそのあとに鶏が一斉に鳴き出します。不思議な目覚めでした。
ヨエル書2章後半からは、これまでとはトーンが変わり、神による回復の預言が届けられます。「主の日」について、それは神がすべての人を正しくさばく時です。これについてある人が「主の日はすべての人が主が神であるということが分かる日、それが何よりも嬉しいことで、待ち望んでいる」と話していました。そう思います。
25節の「わたしはあなたがたに償う」ということばが目に留まります。ここでのこのことばは、これまでにいなごの大軍勢によって失われてしまったものが完全に回復されるという意味で用いられています。「主の日」は、ご自分に民にとってはそのような日なのです。
28節から32節(新共同訳聖書などでは3章1−5節)のことを使徒ペテロは引用しました。聖霊がイエスを信じる人々の上に臨まれたという出来事は、ここでの預言の実現だとペテロは語ったのです。16節での、「…老人たちを呼び集め、幼子と乳飲み子たちを集め…」ということばと28節は呼応しているように読みました。
*ペルガモンアクロポリスの劇場