ミカ書 7章
一泊二日の旅を終えて帰宅しました。
月曜日の続きを…。クリスマスマルクトでの幼稚園児のクリスマスソングの発表会には、ご家族を初めたくさんの「観客」が集まり、大盛況。小さなお友だちの歌を、若い人たちも笑顔で聞き入っているというのは、微笑ましい光景でした。
そのあとは近くの高齢者施設でのクリスマス音楽会へ。ここでも、子どもたちがチェロ、ピアノ、バイオリン、金管楽器、大人の人たちはサクソフォーン二重奏。ドラムの独演もありました。途中でつっかえるお友だちもいましたが、堂々と最後まで弾き終える姿に感動。さらに、午後8時からは月曜日の礼拝に加えてもらいました。ちょっとした異文化体験のようで、良い時間を持つことができました。
メシアの誕生を預言しながらも、預言者ミカはなお悲しんでいます。敬虔な者は消え失せ、賄賂などの悪事を働く者が良い思いをするような時代を見ているからです。けれども、それは望みが絶えてしまったということではありません。ミカは嘆きの中から神を仰ぎ見るのです。2節から6節で描かれる嘆くべき世界の様子は、今でも私たちの周りに起こるようなことです。
救い主がこの世界に来たのになぜ? という嘆きやつぶやきが聞こえてくるようです。しかし、ここで預言者ミカは「しかし、私は主を仰ぎ見、私の救いの神を待ち望む」と、神を信頼しています。なぜ彼は、暗い世の中でも神を信頼するのでしょうか。7節の後半にある「私の神は私の言うことを聞いてくださる」がその理由です。
聞いてくださるから神に祈るのだというのは単純ですが、大切なことです。もしかしたら、多くの信仰者がこの事実を信じるのをとうの昔にやめてしまって、祈りを口に出すことさえしなくなっているのではないだろうか、などとも案じます。何事かが起こったら、すぐに神への祈りと賛美を口にしておられた方の姿を目の前にして思いました。私たちも祈ります。