みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

祈りに心が動かされた

2014年09月06日 | サムエル記第二
サムエル記第二 21章


 きのう、お世話になっている印刷会社を訪ねようと、最寄り駅から電車に乗りましたら、次の駅で「しばらく停車します」との車内放送。そのうち、車内の照明やエアコンが消えてしまいました。あとでわかったのは、この先でクレーン車がクレーンを畳まないままで踏切に進入したために、電柱が線路のほうに傾いてしまったということでした。
 ちょうどホームの反対側に着いた下り電車で新幹線に乗れる駅まで戻って、約束の時間よりも30分遅れでしたが無事に打ち合わせを終えることができました。
 用件が終わり、まだ電車は動いていないことを確かめてから、別ルートで帰宅することにしました。さて、私はどのルートをたどって帰宅できたのでしょうか? (ヒント:印刷会社は「三ノ輪」が最寄り駅です。JRは使いませんでした。写真を参考に) …なんて、鉄ちゃん的なクイズになってしまいましたね。

 ききんの原因はサウルによる盟約違反にあることを主に教えられたダビデは、ギブオン人の要求に応えます。ダビデの思いは「私が何を償ったら、あなたがたは主のゆずりの地を祝福できるのか」ということばに込められています。
 主がご自分の民に賜った地に祝福を取り戻せるならば…ということでした。

 ダビデの王としての後半生は、自分が犯した罪の後始末をし続けたと言えるかもしれません。さらに彼は、今はなきサウル王の罪の結果を刈り取ろうと、厳しいところを通らなければなりません。

 「神はこの国の祈りに心を動かされた」ということばに心が留まります。
 主のゆずりの地を託されたのは罪人たち。それゆえ、その地を受け継ぐためには、時に罪を処断し、自らが悔い改めます。神が喜び心を動かされるのはこのこと。ダビデの時代も、今も変わることのない祝福への道です。

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