コリント人への手紙第一 16章13−24節
きれいな青空が広がったかと思うと、すぐに黒雲が覆い激しい雨が、しかしまた青空から太陽が……。そんなことが繰り返された火曜日でした。外出には傘が手放せません。そんな夏ですが、昨日は「みことばの光」11月号の編集を日本との間で行いました。
頻繁にSNSが飛び交う今、伝えることを次々に送ることができます。しかし、つい50年ほど前は、手紙をポストに入れて返事が来るまでに少なくとも1週間は待つ必要がありました。ましてやパウロの時代、手紙は誰かに届けてもらっていました。手紙の最後に何を書くか……、パウロの頭の中にはおそらく、書いておくべきこと、伝えるべきことが次々に浮かんできたのではないかと、この部分を読んで思いました。
ここには命令、挨拶、そして祝福の祈りと続きます。厳しいことを書いてきたパウロ、しかしそれもコリントの教会を心から愛するゆえのことでした。
14節の「一切のことを、愛をもって行いなさい」は、コリント教会に何よりも必要なことなのだと言うことの確認の命令、勧めです。「何がなくても……!」というコマーシャルがありました。コリント教会は「いろいろあっても……!」だったのです。
22節の「主を愛さない者はみな、のろわれよ」にもはっとさせられます。13章の「愛がなければ」を心に刻んでほしいとの願いがこのことばに込められています。教会の力とは何だろうかと、考えさせられます。