歴代誌第二 7章
1年の半分がきょうで終わります。6月が終わる時に「この半年はどうだったか」と振り返ることはあまりありませんが、今年は肩の痛みとともに新しい年を迎えたたのだと、思い出しています。どのような半年でしたか。
7章には、ソロモンの神殿奉献の祈りに神が答えられたことが書いてあります。天から火が下って来て、祭壇の上の全焼のささげ物などを焼き尽くしたというのは、神がソロモンの祈りを聞き、受け入れてくださったということを象徴しています。天から火が下って来たので、祭司たちは主の宮に入ることができず、人々は恐れのあまり地にひれ伏してしまいます。彼らの間に恐れが生じたのです。神の前に出る、神を礼拝する人の心にあるべきは、神への正しい恐れなのだと改めて思います。
「主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで」という賛美は、このような恐れから出たもの。自分たちのような者に栄光を現してくださる神のいつくしみを深く覚えています。
11節以降は、ソロモンの民を代表しての祈りへの主の答えです。主はソロモンの祈りをお聞きになりました。特に、19−22節の警告のことばに目が留まります。ソロモンが先頭に立って7年の歳月と莫大な富を費やして建て上げた神殿が、周囲の人々の物笑いになるまでに荒れ果ててしまう日が来ると言うのです。ソロモンはこの警告をどのような思いで聞いたのでしょうか。
そして歴代誌のはじめの聴衆は、高い所に建つソロモンの神殿ではない、いわゆる第二神殿を見上げながら、ここで神が警告されたとおりのことが起こったのだと心に刻んだことでしょう。そして、大切なのは神への信仰と従順だということを…。