ルツ記 4章
夏休みを終えて再開した祈祷会。一緒に聖書を読み祈り合う時間は大切だと、改めて思いました。街路樹の一部は秋の装いです。
ルツ記終章。ボアズは長老たちの前で、ナオミの夫エリメレクの土地を買い戻すことについて、手順を踏んで事を進めていきます。自分の思い果たすために、あらゆることを自分有利に運ぶということを彼はしません。いっしょうけんめい努力しても、自分の力ではどうにもならないことを、彼は通らなければならないのです。
ここでのボアズの姿勢を読みながら、「主の祈り」を思いました。「みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ」です。結果は、ボアズが努力し願うとおりになりました。彼はエリメレクのもの、息子のキルヨンとマフロンのもののすべてを買い戻し、モアブの女ルツと結婚しました。
この結婚は当事者の喜びにとどまることなく、周囲の人々の喜びでもありました。やがてボアズとルツとの間に男の子が産まれた時、女性たちはナオミに祝福のことばを届けます、「主がほめたたえられますように」と。15節の「あなたを愛するあなたの嫁、七人の息子にもまさる嫁が、その子を産んだ」ということばが心に留まります。
ルツはナオミの幸せのために歩み、ナオミはルツの幸せのために歩み、そしてボアズはルツとナオミの幸せのために歩んだ、その彼らを神は大いに祝福されました。最後はイスラエル王ダビデに至る系図。この系図はさらにイエスへと通じます。偉大な神の救いの計画は、小さな家族が用いられて進んで行くのです。