ヨハネの手紙第三
日曜日朝から冬時間が始まったのですが、一時間得する日(余計に眠っていられるという意味で)ということで、体のどこかが興奮してかえって早く目覚めてしまいました。来年こそ……!
ヨハネの手紙の三通目も、二通目と同じ始まりで、「私は本当に愛しています」という挨拶で始まります。二通目の宛て先は「選ばれた婦人とその子どもたち(おそらく教会をそのようにたとえているのかもしれません)」ですが、この手紙は「ガイオ」宛です。
ヨハネはガイオのことを「真理に(のうちに)歩んでいる」と三回書いています。「真理のうちに歩む」ということばは、二通目の手紙にも書かれています。ヨハネが教会やクリスチャン、特に指導者に必要だと信じているのは、「真理のうちに歩む」ということでした。「真理」ということばは、哲学や神学のように響くかもしれませんが、ヨハネが「真理」ということばを用いるときには、イエス・キリストが重なります。
「歩む」ということばが私の心に留まりました。それは知識として知っているだけでなく、知っていることにふさわしく生きるということです。ここでヨハネはガイオのことを、よそから来た人々のための働きを忠実に行っていると言っています。「よそから来た人々」とは真理の教えを携えて来た教師たちのことだと思います。彼らをガイオはもてなし、また次のところへのところへと送りました。ヨハネはそのことを聞いて、たいそう喜んでいるのです。そのようなガイオとは対照的なのがディオテレペスでした。
「子どもたち。私たちは、ことばや口先だけではなく、行いと真実をもって愛しましょう」とヨハネが一通目の手紙で勧めていることばを思いました。