エレミヤ書 2章1−19節
「みことばの光」では、日曜日からエレミヤ書の通読がスタートしました。これから11月までルカの福音書と交互に読んでいくことになります。
エレミヤは預言者としての召命を神から受け、神がエレミヤに語れとしてお与えになったことばを民に届けるのですが、それは聞く者の心を喜ばせたり、 良い気分にさせたりするようなものではありませんでした。彼は、40年間の預言者として非難や攻撃にさらされながら、神からのさばきの宣告を同胞に伝えたのです。
「みことばの光」は、きょうの箇所のタイトルを「変わる人間、変わらない神」としました。
2節の「若かったころの誠実」とか「婚約時代の愛」ということばから伝わるのは、誠実や愛の変質です。神がご自分の民としてお選びになったイスラエルは、神への誠実や愛がどこかに行ってしまったと、ここで神はお語りになっているのです。私たちは食品を食べるとき、賞味期限を気にします。ある一定の期間を過ぎると、品質が変わり、味が変わるからです。しかし、神への信仰はそのようなものであるべきではないということが、ここから伝わってきます。
一方、神のご自分の民への愛、誠実は変わりません。だから、神は預言者エレミヤに厳しいことばを授け、民に語るようにしておられるのです。エレミヤがもし、神の御思いを知ろうとしなかったら、とうていこんなに厳しいことばを語ることができないでしょう。
写真は、ルター生誕の地アイスレーベンでの一枚です。