レビ記 25章29−55節
2月はきょうが最後の日。今ごろが4ヶ月先の「みことばの光」編集をしていますので、油断をするとタイムリミットが…となります。29日、30日、31日の三日間は、そんなものにとっては貴重なものです。
ヨベルの年が来ると、土地は元の所有者のところに戻るけれども、城壁に囲まれた町の中の住宅を事情があって売らなければならない場合は、一年の買い戻しの権利の期間を過ぎれば、ずっと買った人のものとなるとあります。他方、城壁のない村落の家は土地といっしょに売買されるのでヨベルの適用範囲以内ということになるのでしょう。「土地は神のもの」ということに基づいた配慮ですね。
さらにきょうの箇所には、土地の売り買いのほかに同胞を奴隷としてはならないとの戒めもあります。目に留まったのは、それらの戒めの合間にちりばめられていることば。
「わたしはあなたがたの神、主である。わたしはあなたがたにカナンの畑を与え、あなたがたの神となるためにあなたがたをエジプトの地から連れ出したのである。(38節)「あなたの神を恐れなさい。」(43節)「わたしはあなたがの神、主である。」(55節)
土地を売るというのはよほどのこと、土地を買うのは豊かさの現れの一つ。卑下したり、高慢になったりする危機です。そのようなときに、神を忘れないで神を恐れることは、人生の一大事に誤った選択をしない鍵のようなものだと思うのです。