民数記 29章20−40節
外歩きからの帰り道、バニラ色の花を発見。雨上がりの一枚を写真におさめました。
「仮庵(かりいお)の祭」が行われる第七の月の頃は、太陽暦では9―10月ごろになり、乾期から雨期への変わり目に当たるとありました。そして昨日も書きましたが、秋に始る暦では新年に当たります。この仮庵の祭を、現代のイスラエルでも覚えられているというのは驚きです。
今日の箇所では、七日間にわたる仮庵の祭の三日目から八日目に、神にささげるささげ物が記されています。水曜日の祈祷会で、「このささげ物は一人びとりがささげるものなのか」という質問がありました。28―29章のささげ物は、個人によるものではなくて、神の民として選ばれたイスラエルの民全体としてささげるもので、朝夕、安息日ごと、新しい月ごと、そして過越の祭、七週の祭、仮庵の祭の三大祭ごとにささげるべきささげ物のことです。
これをまとめますと、約束の地に住むことになるイスラエルの民は、毎年113頭の雄牛、32頭の雄羊、1086頭の子羊、13頭の雄やぎ、1トン以上の穀物(小麦)、大量のオリーブ油とぶどう酒をささげることになります。ということは、神は約束の地での彼らの生活を祝福し、豊かな収穫を約束しておられるということが言えます。
物事の表層だけを見ていると、心が縮こまったり、気が滅入ったりすることがあります。けれども、そのような時に、その出来事に先に神は何を用意しておられるのだろうかという思いを持つことで、私たちの捕え方は違ってくるように思えるのです。
やはり2月は短かったですね。3月はどのような一か月となるのでしょう。