みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ダビデの勇士たち

2014年09月10日 | サムエル記第二
朝歩きのワンショット。ホテイアオイです。Img_2289

 本章7節以降には、ダビデの勇士たちの名前が並べてあります。
 最初に紹介されるのが「あの三人」としばしば呼ばれている三勇士。ヤショブアム、エルアザル、そしてシャマです。
 ペリシテ人の陣営を突き抜けてダビデのために水を汲んできた三人の勇士については、このヤショブアム、エルアザル、シャマの三人だという説もあれば、「みことばの光」が書くように、ツェルヤの三人の息子たち、つまりヨアブ、アビシャイ、アサエルだと考える人もいます。⇒サムエル記第二2章18節
 
 さらにここでは、エホヤダの子ベナヤの活躍と、「あの三十人」の名前が記されます。39節には全部で三十七人とありますので、「あの三十人」とはダビデの勇士団の称号のようなものだったのかもしれません。
 最初に登場するアサエルは、サウルの将軍アブネルを深追いして殺されます。⇒サムエル記第二2章23節 一方最後に登場するウリヤはダビデによって殺されてしまいます。⇒サムエル記第二11章17節
 ダビデはこのような勇士たちに支えられて王になり、王であり続けたのだということを記すのです。彼らは王のためにいのちをささげました。

 「ダビデ王国は、いのちをささげた者たちによって成り立っている」ということばを黙想しました。「勇士」と呼ばれると「だれのこと?」と自分以外の周りを見回し、「いえいえ」と首を横に振りそうな者だとまず思いました。と同時に、「弱い者なのに強くされ」という聖句を覚えました。⇒ヘブル人への手紙11章34節 どのような戦いのための勇士なのだろうか、とも考えます。「キリスト・イエスのりっぱな兵士として、私と苦しみをともにしてください」とパウロがテモテに書いたことばを思い起こします。

 そして、酒ぶねの中で小麦を売っていたギデオンに「勇士よ。主があなたといっしょにおられる」と声がかかったことを…。⇒士師記6章12節
   

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