哀歌 5章
こんなものが売られていたらいいのにと思うのは、緑茶のペットボトル。ドイツでも最近は無糖の緑茶が売られているのですが、レモンやショウガなどのいわゆるフレーバーが入っているものです。それはそれで美味しいのですが、やはり緑茶だけが美味しい! と思いながら飲んでいます。
哀歌の終章は20節まではまさに「哀歌」です。ここまで読んできて、「これでもか」というほど神のさばきゆえの哀しみが綴られてきました。しかし、哀歌は哀歌で終わりません。なぜなら、私たちの世界には十字架があるからです。十字架といっても装飾ではありません。イエス・キリストが十字架にかかられたという歴史の事実があるのです。これが哀歌を賛美に変える鍵です。
21−22節に目が留まります。ここには、「帰らせてください」と「新しくしてください」の二つの動詞が並びます。神に罪を悔い改めた者に待っているのは、この二つの行動、アクションです。そして、これはすべての人々のために必要な祈りのことばであり、だれもが救われる道なのです。
戦禍ゆえに多くの町が、家が、家庭が、いのちが損なわれています。そのような中で、「帰らせてください」「新しくしてください」はだれもが神に祈り求めるべきことばなのです。この願いへの主の答えは「イエス」です。そしてこれゆえに、哀歌は賛美へと変わります。