詩篇 150篇
2022年の大晦日。5年で聖書全巻を読む「みことばの光」では、5年目の最後が今日になり、詩篇150篇を読みます。そして新しい5年のスタートが明日で、詩篇1篇を読みます。ウクライナ・オデーサから届くメッセージには、停電が続いているとありました。
いわゆる「ハレルヤ詩篇」の最後です。本日の「みことばの光」には、150篇には「ほめたたえよ」が13回繰り返されているとあり、全体の構造も示されていて分かりやすくなっています。
地上に生きる私たちの課題は、常に「誰をほめたたえるのか」ということだと、ここを読んで考えさせられました。英雄を、賢者を、富豪を…と賛美の対象をこの世は求めてさまよっているように見えます。
けれども、詩篇の最終篇は「神をほめたたえよ」としつこいほどに呼びかけ、命じているのです。よく、詩篇1篇は聖書の主題の要約であると言われるのですが、150篇は締めくくりに何が残るか、何が大切かに気づかせようとしているように思われます。
「みことばの光」は、11月と12月に「ヨハネの黙示録」を読みました。ありえないことが次々に起こる2022年でした。そしてその多くは解決を見ていません。けれども、そのような中で黙示録は、私たちに確かな希望を届けてくれたと思っています。私たちはどこを、そして何を目ざすのかと…。
「ハレルヤ」は一過性のものではなく、天に続くのです。そして永遠に続くのです。「ハレルヤ」と神をほめたたえる身とされた幸いを覚えつつ、新しい年に向かって行きましょう。
今年も、ご愛読を感謝いたします。皆様、主にあって幸いな新年をお迎えになりますように。