ローマ人への手紙 16章17−27節
きょうで11月が終わり。今回の「ローマ人への手紙」も読了です。パウロは手紙の最後で、戦うようにとローマの信徒たちに勧めます。それは「みことばの光」が書くように、教会を骨抜きにしてしまう誤った教え、それを持ち込む自分の欲に仕える人々、そして彼らを操るサタンと戦えと勧めるのです。
「ローマ人への手紙」は正しい教理をきちんと説いています。なぜそれが大切かというと、正しい信仰の理解に立たなければ、教会の特長を失ってしまうからです。教会は仲良しグループではありません。「いろいろな教えがあるけれども、まあそこのところは目をつぶっていっしょに行きましょうよ」などと言うことがまかり通ってはならないのです。
心に留めたのは、「あなたがたの足で」という一言。教会を混乱、そして破壊に誘う力が働いているときに、神さまが何とかしてくれるだろうと「高みの見物」を決め込むのではなくて、自分たちの足でサタンの策略に対して「ノー」と行動するするように、パウロが促していることを心しました。
最後の頌栄は、私たちが、教会が何によって立つものであるのかを伝えます。それは福音であり、福音の正しい理解なのです。それを貫くようにとのパウロの促しを受け止めます。