みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

数える

2014年09月11日 | サムエル記第二
サムエル記第二 24章


 サムエル記もきょうが終章。前にも書きましたが、「みことばの光」を用いての聖書通読では次にこの書を読むのは5年後です。5年後私はどうなっているか想像もつきません。
 お読みになっているあなたはいかがでしょうか。

 ダビデは人口調査をしました。ヨアブたちの懸念を払いのけて、いや、ヨアブが懸念したので一層力を入れて調査を命じたとも考えられます。9ヶ月と20日かかった調査の結果、ダビデは130万の兵力を持つ国の王であることに満足したのでしょうか。
 そのあとダビデは、良心のとがめを感じたのです。その頂点に自分がいるのだと満足してみて、たちまち不安に落ち込んだのです。兵力を数えさせたダビデは、主を覚えることをどこかに追いやってしまったことに気づきます。そして、罪を悔い改めます。

 数えて安心するということで思い出したのは、子どもの頃、円筒形の容器に入っていたマーブルチョコレートを数えたこと。容器からテーブルの上に出して、赤が何個、黄色が何個…と数えて、「こんなにもある!」と満足しました。数の多い色から食べていきましたっけ。

 以来、お金を数え、教会の礼拝に集う人々の数を数え、満足したり不安になったりと繰り返している自分がいます。
 けれども、そのように数える自分は主を覚えているのだろうか、もしかしたら、主とのゆたかな交わりが欠けているので、埋め合わせのつもりで数えるのかもしれないと、思いました。

2011-2024 © Hiroshi Yabuki