詩篇 4篇
1年で最も短い2月も今日が最後。けれども、教会でも個人でもいろいろなことがありました。どのような一か月を過ごされましたか。
追いつめられた時には、だれもが辛いと思います。けれども、どうすることもできない状態にあって、ダビデは神に祈ります。自分を追いつめる出来事、人は相変わらずなのですが、神に願い求める者を神は解き放ってくださると、彼は信じています。
6−7節には、この世が提供するものと神が下さるものとが対比されていると読むことができます。多くの人は言います。「だれがわれわれに 良い目を見させてくれるのか」と。しかしダビデは、「あなたは喜びを私の心に下さいます」と言うのです。
ところで、この部分を聖書協会共同訳聖書は「誰が私たちに恵みを示してくれるのか。主よ、御顔の光を 私たちの上に昇らせてください」と一人のセリフとして訳しているので、肯定的な意味が伝わってきます。翻訳によって受け取り方が全く異なる一例です。
8節も心に留まります。私たちの安眠はすぐに妨げられます。人とのトラブル、仕事上の課題、経済、健康、数えたらキリがありません。しかし、そのような中にいる者に、神は安らかな眠りを与えてくださるのです。苦しんでいる人にとっては何よりの贈り物ではないでしょうか。
今晩、私も、そしてあなたも、神からの安眠をいただけますように。