みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

知恵のある

2014年09月05日 | サムエル記第二
サムエル記第二 20章


 こちらは、「みことばの光的毎日」の新しいブログサイトです。
 今まで使用していた「OCNブログ人」というサービスが11月30日で終了してしまうことになり、引越してきました。
 引越して、まだまだわからないことがたくさんありますが、よい面もあるかと思いますので変わらずにご愛読ください。
 なお、これまでのOCNのブログも毎日更新しておりますので、11月30日までは、どちらもご利用になれます。

 アブシャロム死後のごたごたが尾を引いていることを感じさせられる箇所です。
 ダビデ支援がユダ部族に偏ったために、他のイスラエル部族が持った不満をすくい上げるようにして登場するのがシェバ。「すべてのイスラエル人は、ダビデから離れて」とありますので、影響を恐れたダビデはシェバ討伐を命じます。
 討伐に向かう途中、ヨアブはアマサを殺します。ダビデはアマサをヨアブ外しのために登用したのですが、ヨアブが一枚も二枚も上だったということでしょう。

 シェバをアベル・ベテ・マアカという町に追い詰めたヨアブは、町を破壊しようとします。そこに登場するのがひとりの知恵のある女。彼女の訴えと行動力とで、町は破壊を免れます。
 「知恵がある、とは生きることの土台を主においていること」とのことばを読みました。女はヨアブに「あなたはなぜ、主のゆずりの地を、のみ尽くそうとされるのですか」と問いかけます。

 ダビデやヨアブがどこかにやってしまっている大切な「主を恐れる」という生きる土台を、「知恵のある女」は気づかせようと登場している、いや、神が登場させられたのではないでしょうか。

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