みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

きょうから後のことを考えよ

2016年12月28日 | ハガイ書

ハガイ書 2章

 住まいを離れて、青空の下での旅をしています。列車に間に合うかとハラハラしましたが、鉄道好きの勘が働いて、乗り遅れることがなくすみました。昨日も書きましたが、クリスマスの落ち着いた街飾りが素敵です。

 ハガイ書は2章の短い預言書ですが、1章には「あなたがたの現状をよく考えよ」、2章には「きょうから後のことをよく考えよ」がキーワードです。

 ソロモンが建てた神殿を知っていた人々は、彼らが再建しようとしている神殿は「まるで無いに等しい」と思っていました。そのことをよくご存じの主は、「強くあれ」と指導者のゼルバベルやヨシュアを励まし、「仕事に取りかかれ」とお命じになりました。外側は比べようが無いものはあるけれども、主は、再建しようとしている神殿にご自分の栄光で満たすと約束するのです。

 「銀はわたしのもの。金もわたしのもの」ということばを心に留めました。とかく自分たちが何をどれだけ持っているかということにだけ関心を向けやすいのですが、何事かをなすことについて、神が先立って行わせようとしておられるのなら、何を持つか持たないかで喜んだり嘆いたりすることはないのですね。

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あなたがたとともにいる

2016年12月27日 | ハガイ書

 25日が終わると、あっという間に正月の飾り付けに取って代わられてしまう日本とは違って、当地では、まだクリスマスの飾りが街にあります。もちろん、クリスマス市(いち)の多くはすでに終わっていますけれども…。

 神が預言者ハガイによってお語りになっているのは「時」に関わりのあることです。「みことばの光」が書くように、バビロン捕囚から帰還したイスラエルの民は、当初は意気盛んに再建に取り組みました。ところが様々な妨害によっていつしか熱意は冷め、「小さな幸せ」に満足するようになったのでしょう。

 神の宮が廃墟になったままなのを見ても、心が動かずに、いや、心をあえて動かそうとしないのでしょう。そのような民に神は「あなたがたの現状をよく考えよ」と、繰り返し気づきを与えておられるのです。「小さな幸せ」が悪いというのではありません。見るべきもの、大切にしなければならないことから目をそらしていることを、神は問題視しておられるのです。

 心を込めることをしないままに何かに取り組んでは見たものの、何かのきっかけで頓挫(とんざ)してしまったことを、「時ではなかった」と言い訳するようなことがある、のだと心探られます。

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きょうから後のことを

2011年12月21日 | ハガイ書
ハガイ書2章

 
 市内の障がい者施設が主催して来月に開催する講演会のために、ホール担当者と打ち合わせをしました。以前も利用したと言いますと、担当の方が「それを参考に…」ということで資料を探してくれました。ところが、以前の開催日について、私は「一昨年だったと思う」と言い、もうひとりのお仲間は「去年だった」と言うものですから、担当者も「どちらなのでしょう」ということになりました。
 調べて見たら、去年3月に開催したということがわかりました。
 私が間違っていたということです
 障害ある人たちをたくさん雇用しておられるチョーク工場の社長さんの講演を伺ったのが、まだ去年のことだったのか、ずいぶん前のような気がしたのに…。
 今年はとても長く感じられたということだ、と納得。

 ハガイ書2章で注目したいのは、「きょうから後のこと…」という時を表わすことば。
 エルサレムに再建する神の宮の概要を見聞きして、以前の神の宮を知っている人々の目には、「まるで無いに等しい」と映ったのです。この「気分」が民全体にまん延していったら、神の宮の再建工事はストップしてしまうに違いありません。
 そのとき、神は預言者ハガイによって、指導者をそして民全体を励まし奮い立たせようとなさいました。そして、その一つ一つは、自分たちの力の無さにがっくりしている民を励ましてあまりあるものでした。

 ・出エジプト以来、わたしの霊があなたがたの間で働いている。
 ・揺り動かすと…すべての国々の宝物がもたらされる。
  ~銀はわたしのもの、金はわたしのもの~
 ・この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう。
 ・わたしはまた、この所に平和を与える。
 ・きょうから後、わたしは祝福しよう。

 もちろん、現状を直視することは必要です。それで自分たちの力の無さ、自分たちの罪の大きさに嘆くかも知れません。それも必要なことです。それとともに、神の民に約束されている「きょうから後のこと」をよく聞いて、考えることはさらに必要なことだと思いました。

 みことばを読み、「きょうから後のことをよく考え」る時を、この日、どこかで持ちたいですね。



 

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現状を考えよ

2011年12月20日 | ハガイ書
ハガイ書1章


 長い間聖書翻訳に携わってきたF宣教師から、年末のお便りが送られてきました。主にある内省を続け、積極的に教会がこのくにでどのように主に仕えるかを模索し続けている姿に、刺激され教えられます。
 いつもありがとうございます。
 「日本のクリスチャンは、高い生活レベル、便利な生活、何でも買えるスーパー、ハイテクの国、世界有数の国内総生産高などにより、霊的な暗黒を感じなくされているのではないかと危惧しています」とのことばが、その中にありました。

 預言者ハガイが遣わされた時代も、神の民は自分たちが置かれている時代を自分たちの鈍い目と心で見るのではなくて、主がどのようにご覧になっているのかを、主のことばから見る必要がありました。

 この書の二つのキーワードは1章の「あなたがたの現状をよく考えよ」と2章の「きょうから後のことをよく考えよ」だと思います。
 神の民は「現状をよく考え」る必要があります。それは、自己満足や自己憐憫に走りやすい自分が考える現状ではなく、神がどのようにご覧になるか、です。

 2011年の日本。被害を被った人々は、メディアは、その周辺にいる者は、教会は、…何を体験しどのように考えたのかについて、多くが語られ、このブログでも何度となく触れてきました。
 しかし、「あなたがたの現状をよく考えよ」とお語りになる主は、これをどのようにご覧になり、何を日本のクリスチャンに考えさせようとしているのでしょうか。

 F宣教師の文章は次のように続いていました。
 「精神的な面、お金で買えない豊かさ、支え合い、絆、心の暖かさを今こそ身につけて生きていきたいと願います。」






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