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加藤典洋『世界をわからないものに育てること』途中その2

2017年01月24日 22時23分11秒 | 文学
加藤典洋の『世界をわからないものに育てること』(岩波書店)読書中。
ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』についての長い長い評論を読む。ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』という本を、読んだことはないし、今後も「読まないだろうな」と思うが、途中まで読んだので最後まで読んだ。
とっても複雑な話のようだった。巨匠がイエスの話を書いていて、それが途中に挟まれるという話であることはわかった。この小説を書いている当時、ソ連ではスターリンの独裁政治が行われていて、この小説にはスターリンとその時代を思わせることが書かれてあるということがわかった。
ものすごく難しいのだろうから私には無理だなと思った。「ちょっとおもしろそう」とは思った。

カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』は、刊行当時で未読のときに新聞で加藤典洋に所謂ネタバレをされ、文庫になってから読んだのだが、ここでもやはりネタバレさせていた。しかし、もういいだろう。『シックス・センス』をネタバレされて怒るなら、まだ見ていないほうが悪い。『わたしを離さないで』も読んでいないほうが悪い。
『わたしを離さないで』を久しぶりに読むとまたおもしろいかもしれないなと思った。
ところで、カズオ・イシグロの新作『忘れられた巨人』について、誰かが語るのを聞いたことがないのだが、そんなにもおもしろくないのだろうか。『充たされざる者』についても聞いたことがないのだが同じくらい聞かない。
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