ダブログ宣言!

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☆「篤姫」終わる

2008年12月15日 00時10分48秒 | テレビ
NHKの大河ドラマ「篤姫」を一年間最初から最後まで見続けた。
大河ドラマを初めてきちんと見た。
かつて大原麗子の「春日局」を少しだけ見ていたことがあるのだが、おそらく一ヶ月とか二ヶ月とかそのくらいだったろう。
「篤姫」はおもしろいドラマだった。
家定(堺雅人)との夫婦関係のことばかりが注目されるが、僕は小松帯刀役の瑛太の優柔不断ぶりが好きでずっとこのドラマを見ていたように思う。
来年の大河の予告が流れたので見たが、戦国時代なのでみようかどうしようか決めかねている。妻夫木聡は好きな俳優ではあるのだが。
第一回目を見て決めよう。
泣き虫の主人公というところに興味がある。戦国時代で泣き虫っていうのが新しいかも。
妻夫木聡が泣いているのを見ると、鼻をつまんで我慢しろ(映画「涙そうそう」より)と思ってしまう。

冬ごもりのために本屋で本を買い込む。
炬燵のうえに山積みにして見て楽しむ。
「漱石書簡集」
「学問のすすめ」の現代語訳
「それからの海舟」(半藤一利)
「みずうみ」(よしもとばなな)
「イルカ」(よしもとばなな)
を買った。
よしもとばななは妻の趣味なので、僕の買ったのは夏目漱石と福沢諭吉と勝海舟の本。
なんだか明治の本にしか興味がない。
あと、「菊と刀」(ベネディクト)などを読みたいと考えている。
どうも最近の小説はどうでもいいことしか書いてないような気がして手が出ない。
いまはそんな気分なのだ。
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☆レイトン教授と最後の時間旅行

2008年12月14日 11時40分58秒 | ゲーム
レイトン教授と最後の時間旅行(特典無し)風邪をひいているときに暇つぶしにやっていたニンテンドーDSのゲーム「レイトン教授と最後の時間旅行」をクリアした。
シリーズ三作目なのだが、前二作はやっていない。
謎を解きながら物語を進めていくゲームなのだが、なかなかおもしろかった。
宮崎駿アニメふうであった。
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☆吉川英治「三国志」三巻

2008年12月13日 01時07分17秒 | 文学
新装版 三国志〈3〉 (講談社文庫)吉川英治の「三国志」の第三巻を読み終えた。
風邪をひいたりしてあまり読んでいなかったんで、話のつながりが分からなくなっているところがある。
孔明が呉の国に行っているところだったのだが、劉備のところに帰っていった。
呉の周瑜はいつもクラスで二番目に賢い子といった雰囲気で、クラスで一番の孔明君がなにかとんでもなく賢い行いをすると、こうしちゃおれないって気分になって、自分も頑張ろう、とするわけじゃなく孔明を殺そうとする。
しかし孔明は賢いのでそういうこともお見通しなのだ。
かわいそうな周瑜。

僕ほどNHKの番組を見ている人間は、そしてNHKを愛している人間は、同年代になかなかいないのではないかという思いがあり、NHKの番組モニターに応募する。
ある番組を見て感想を書いて応募した。
結果が楽しみだ。
テレビといえば、ずっと「流星の絆」と「篤姫」を見続けてきたが、どちらもとうとう終わる。
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☆小津安二郎監督「東京暮色」

2008年12月08日 17時40分34秒 | 映画
風邪がまだ治らず、今日も仕事をお休み。
風邪で三日も休むのは初めてのことじゃないだろうか。もう足かけ六日も引いている。ひどいのをつかんでしまったんだろうか、身体がだいぶ弱ってるのか。
熱は八度以上行くこともあるが、概ね七度台。
白緑色の洟が大量に出る。洗面台で鼻に指を入れてガーって出して「ああすっきり」と思った瞬間にもう溜まりだす。
夜中四時ごろに大量の寝汗をかいていつも目が覚める。
鼻が詰まっていて口で呼吸をしているのでいつもものすごく乾いている。今日は口のなかに大量の砂を突っ込まれる夢を見て目が覚めた。
もうさんざんだ。
口と鼻を洗面台で洗って、着替えて寝る。
いい加減療養生活にも飽きる。
明日は何が何でも会社に行く。
漫才師麒麟の田村の父が家族に「解散」を命じることができたように、風邪にも「撤退」が宣言出来たらいいなと思う。

昨日はずっと前に録画していた小津安二郎の映画「東京暮色」を見た。
いつもの平和な家庭の娘の結婚話だろうと見ていたが、ものすごく暗い話だった。
こんな映画も撮ったんだな、と驚いた。
風邪の身体にはヘヴィーすぎる映画でした。もっと健康的なのが良かった。
しかし、なかなかおもしろい映画ではあった。
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☆女性雑誌を読む

2008年12月06日 22時25分23秒 | 文学
退屈しのぎに、妻の買ってきた女性雑誌「LEE」を読む。表紙は中山美穂。
中山美穂って変わらないなあ。女性のパリへの憧れはいつまでも続くなあ、などと思う。
そのほか、僕の知っている芸能人としては、安田成美、渡辺満里奈、栗原はるみが出ていた。
結婚して離婚していないひとというのがこの雑誌に出る条件なんだろうなあ。
ところで、最近僕が見ててもっとも「いいな」と思っているCMは前田美波里の出演している資生堂エリクシールプリオールのCMだ。
どっちにしてもなれるわけがないのだが、前田美波里のようになりたいといつも思ってしまう。

この間読んだ文芸誌「新潮」よりは「LEE」のほうが読むところがある。
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☆風邪は退屈

2008年12月06日 01時53分17秒 | テレビ
この二日間で何時間寝たんだってくらいものすごく寝る。
しかしまだ身体がだるい。
こんなにひどい風邪をひいてしまうのは久しぶりのことだ。
病院で調べたらインフルエンザではなかった。
インフルエンザでなければつらくないのかといえばそんなことはない。かなりつらい。

退屈しのぎに録画していたテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見た。
騎手の武豊が馬について語っていた。
馬は自分が何がしたいかどこに行くべきか分からないから騎手がそれを促してやるのだ、というように語っていた。
これはまさしくデカルトやアランの語る情念についての話じゃないかしらと思って感心した。
僕の身体もいまどこに向かっていいのかわからない荒馬のような状態なので、早いとこ軌道修正を促して風邪の状態から脱却したいものだ。

そのほかDSのゲームソフト「レイトン教授と最後の時間旅行」をやる。
しかしやりすぎると頭痛がするのであまり進まない。
ルパン三世の映画(「ルパン三世 ルパンVS複製人間」)で、時間を移動したと思ったらしてなくて、家具を移動してるあとがあることからトリックが分かるというような話があったように思うけど、そんな話なんだろうか。
つまり実は時間旅行なんかしてないのだろうか。
それとも時間旅行してるのかなあ。
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☆風邪

2008年12月04日 04時28分22秒 | 衣食住
昨日から頭が痛くて会社から帰って夕飯食べてすぐ寝たら、こんな時間に目が覚めてしまった。
いま熱を測ると7度3分。
風邪ひいたなあ。
体温が分かった途端に本格的に風邪の気分になる。測らなければよかった。
なんか仕事が一段落して気を抜いてたら風邪をひいてしまった。
だるー。
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☆ここまで来たら

2008年12月03日 00時34分16秒 | 文学
ここまで来たらという感じで、夏目漱石の「三四郎」を読みはじめる。
なんとなく始めてしまった漱石総おさらい。
このまま水村美苗の「続明暗」まで駆け抜けてしまうのだろうか。
「三四郎」を読むと大学時代にひとり暮らしを始めたころのころを思い出した。
大学ってあんな感じだよなあ。大学のぼろい図書館が懐かしい。
しかしいまのところその他にたいして感心したところはない。
電車で言われる「亡びるね」も、「こころ」の「記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来たのです。」ほどの衝撃はない。
「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」はなかなかよかった。太宰治の「威張るな!」(「親友交歓」)くらいの衝撃はある。

日本文学には名台詞がたくさんある。
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☆夏目漱石「草枕」感想

2008年12月02日 01時35分58秒 | 文学
草枕 (新潮文庫)夏目漱石の「草枕」(新潮文庫)を読み終えた。
夏目漱石の小説では「虞美人草」に近い感じがする。強い、というか、へんてこりんな女を中心に話が進む。
読みにくさも近い。注は普段は全く読まないのだが、意味の全く分からない語句が頻出するので参照した。
一体どういう話なのか、いまいちつかめないのだが、読めたところでまとめてみると、語り手の画家が非人情の世界に居ようとしてそこから世界を眺めようとしている。那美という女を非人情から眺めるが日露戦争という現実の人情の世界との接点ではじめて「憐れ」が現れ、そこに美がある。
というような話か。
分かりにく話だった。
漱石には日露戦争がよく登場する。
那美は夜中に幽霊のように登場したり、振袖を着てふらふら(?)していたり(ここの場面の描写が僕には何が行われているのかわからなかった)、なんか不思議な女なのだが、村上春樹に登場しそうな女だった。村上春樹にも夜中に幽霊のように現れる女はよく出てくる。
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☆古きよき日本

2008年12月01日 01時00分04秒 | 文学
今日は一日だらだらと過ごす。もともと休日をだらだらと過ごさないことは滅多にないのだが特にだらだらと過ごす。
録画している黒澤明の映画「赤ひげ」を見ようとしたが三時間ほどあるので、やめて同じく録画している小津安二郎の「麦秋」を見る。
これも途中でやめる。
なんだか映画を見る気分にならない。
しかし小津映画について少し考えた。
画面が動かないとか、視点が低いとか、「こんちは」「こんちは」のように台詞が繰り返されるとか、さまざまな特徴が指摘される小津映画であるが、べつにそんなものは監督の趣味であってそんなものは”どうってことないじゃないか”(小林秀雄口調)と思った。それをあまりにも素晴らしいと言いすぎて、言われすぎて、そこにしか入口がないように思っているがそんなことはないだろう。
そう考えて、今後は小津映画が見られるかもしれないと感じた。
同じようなことで、町田康の小説に興味を持ちながらもなかなか読めないのは、あの一人称焦り気味のしゃべくり口調がどうも息が詰まる気がして、趣味に合わないからなのだが(そして同様に舞城王太郎も読めないのだが)、それはまあ仕方がない。そのうち読めるようになるだろう。ならないかもしれないが。
表現の形式をあまり重要視しないようにしたい。

小津安二郎のあとは茂木健一郎の講演を聴く。高崎経済大学で行われたもの。
良い講演でした。
講演で夏目漱石の「三四郎」が出てきて、やっぱり漱石だよなと思う。こういうのを偶有性というんだろうな。
で、「草枕」を読み始める。
何を読もうかと思って、ゲーテの「詩と真実」やレヴィナスの「全体性と無限」をぱらぱら読んでみていたのだが、あまりおもしろくなく、なんかど真ん中に来ない感じがするなと思っていたのだが、「草枕」はど真ん中だった。
人間の倫理の世界から離れたい気分に、ものすごく共感。(いいんだろうか、こんなことで)。
ついこの間たまたま読んだ、坂口安吾の「文学のふるさと」にもすごく共感したのだった。
いまおそらくそういう気分なのだろう。
レヴィナスの本はどちらかといえば人間の倫理のほうに重きを置いているようで、そこがど真ん中じゃなかった理由なのかもしれない。
僕は別に道徳とか倫理なんてどうでもいい、と言っているわけじゃなく、いまはそっちじゃないと言っているだけです。

夏目漱石を読み続けているからだろうが、古風な日本文学が猛烈に読みたくなっている。
漱石以外では、志賀直哉の「暗夜行路」と島崎藤村の「家」「夜明け前」くらいは読みたい。
「草枕」のせいで温泉旅館にも行きたい。
仕方がないから、温泉旅館の出てくる日本文学めぐりでもするか。
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